17話 混乱 ページ19
絶望していると、ふと手の違和感がなくなり
後ろ手に縛られていたはずの、プラスチックケーブルはなぜか地面にある。
『………、?』
意味がわからなかった。
後ろから卒倒しそうなほど美しい声を聞くまでは
「貴方がジンのお気に入り?思っていたより可愛いのね。怪我は大丈夫かしら?」
『ひゅっ…』
冗談抜きでほんとに死ぬかと思った。
この声は…間違いなくあの人だから
すると私が自分で振り向く間も無く、彼女に手を引っ張られ立たされた。
勿論、彼女の方に向いて。
突然眼の前に顔面国宝が現れたことに対して対応できず、もう半分意識がなくなりかけの私。
「ジンに早く連れて行くように言われてるの。行くわよ」
ブロンドの髪をなびかせながら、私の手を引いて周りに気づかれないように歩く。
助かったのだ、という安堵の気持ちと
これからどうなるのだろう、という不安の気持ちが入り交ざって、もうぐちゃぐちゃだ。
つい、気になってしまい歩きながら顔だけ後ろへと向けた。
すぐに私の手を掴む彼女に戻されたけど…
その一瞬で見えたのは
ジンが男に
銃を向ける姿だった。
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美弦(プロフ) - そう言っていただけて光栄です!ありがとうございます (5月7日 13時) (レス) id: f5d70b86e6 (このIDを非表示/違反報告)
ynz(プロフ) - はじめまして。私が読みたかったお話です(^^) (5月7日 4時) (レス) @page28 id: ccc380c8c6 (このIDを非表示/違反報告)
美弦(プロフ) - ありがとうございます!日々、コメントが励みになっております笑 (3月31日 10時) (レス) id: f5d70b86e6 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - 美弦さん» ✉️。此方の作品も最高に面白いです!お久しぶりです、あの失礼な可能性がありますが久しぶりにボードで会話しても平気ですか?これからも更新応援してます💝 (2月24日 11時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
美弦(プロフ) - 鶯 御飴さん» ありがとうございます!嬉しいです😊完結までまだ時間がかかりますが是非楽しんでください! (2月23日 17時) (レス) id: f5d70b86e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美弦 | 作成日時:2024年1月30日 13時