10話 事情 ページ12
佐々木「…え、それってつまり、
ワンナ…『ちょいちょいちょい!!!』すみません」
休憩室に2人きりというのを確認してから、事のあらましを全て彼女に伝えた。
そしたらまたもや爆弾投下。
彼女は最早テロリストと言って良いだろう。
佐々木「いや、それにしてもAさんが彼氏と別れたってだけで衝撃的なのに…知らない人とワ、……一緒なんて…」
佐々木さん、
その言葉、濁してるようで濁しきれてない。
聞く人によっては絶対卑猥に聞こえる。
私は佐々木さんの言葉に訂正を加える。
『いや、…知らない人ではないんだよね…多分、私があんま覚えてないだけで、』
あ、顔見る? と聞くと即答で見ると返ってきたのでスマホに入っている写真を見せた。
私のスマホには、眠っている幹部様。
佐々木「…、ハッ…………」
そこで佐々木氏は何かに気づいた模様。
ゆっくりとスマホからこちらへと顔を向ける
佐々木「…、Aさん、
これ、盗さ『違うよ?』…」
、……………………………………………………………
佐々木「やっぱこれ盗…『違うよ??』 ……」
うん、盗撮ではない。多分、
昨夜のことを振り返る。
《逃げようと思ったけどやっぱり顔整いすぎだろこれ………………、!ねぇ、写真撮って良いですか?》
《ん…、》
《ありがとうございます。…》
《カシャッ…》
ね?
これはれっきとした合意の上での写真だ。(違う)
まぁ、こんなもん持ってたら誰に狙われるか分かったもんじゃないから後で消すけどね。
しれっとフラグが立った気がしなくもないが気の所為だろう。
佐々木「それにしても、めちゃくちゃイケメンですね〜」
『それな、まじ顔は綺麗!』
佐々木さんの言葉に即座に同意する私。
佐々木「…ん??」
そして佐々木さんが何かに引っかかる。
佐々木「顔"は"?」
『あ、いや顔"も"良い!性格も体格も全部良い!』
やば…口が滑った。
仕方ないじゃんよ、イケメンはイケメンだけど性格が傍若無人だし……
怪しげにこちらを見る佐々木さんになるべく視線を合わせないようにしてゆっくりと後退し、休憩室を出て行った。
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マヤマヤ❁¨̮ - 凄く続きが気になるー!!最高なお話を作ってくれてありがとうございます!続きを楽しみにしています (2分前) (レス) @page28 id: 749450bd62 (このIDを非表示/違反報告)
美弦(プロフ) - そう言っていただけて光栄です!ありがとうございます (5月7日 13時) (レス) id: f5d70b86e6 (このIDを非表示/違反報告)
ynz(プロフ) - はじめまして。私が読みたかったお話です(^^) (5月7日 4時) (レス) @page28 id: ccc380c8c6 (このIDを非表示/違反報告)
美弦(プロフ) - ありがとうございます!日々、コメントが励みになっております笑 (3月31日 10時) (レス) id: f5d70b86e6 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - 美弦さん» ✉️。此方の作品も最高に面白いです!お久しぶりです、あの失礼な可能性がありますが久しぶりにボードで会話しても平気ですか?これからも更新応援してます💝 (2月24日 11時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美弦 | 作成日時:2024年1月30日 13時