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8話   飯 ページ10

空気が重い…



さっさとここを出よう。



『人がいない時間帯の方が色々と都合が良いので、夜に部屋や校内をうろついたり、無断外出…あ、携帯も使ったりすることもありますが、どうかご了承ください。』


そう言って2人に頭を下げる。



校長「……あぁ。…もう二度と…死傷者を、出さないように頼む。」





『…、言うまでもなく。では、失礼します。』



















ようやく解放された。

まだお昼休みは時間があるので、そのまま食堂へと向かう。

何食べよっかな〜



あ、


『すいません、ハンバーグ定食ください。』


「はーい」



食堂のおばさんらしき人に食券を渡して料理を頼む。



すると数分でハンバーグ定食が届いた。



「どうぞ」



あらかじめ作られているようだ。

でもあったかい…



料理が置かれたおぼんを手に空席を探す。


1番窓側の端にあるテーブル席が空いていた。というかそこしか無い。


4人席か…


あんま大人数の席行くの好きじゃないんだよなぁ


必ずと言っていいほど相席になるから



でもあそこしか無いし…かと言って立って食べるわけにも行かないし


あとシンプルに飯が食べたい。



もう良いや、座ろ




私は4人席の中でも1番端っこの窓側に座った。



景色見ながらご飯食べられるんだったらそれもいいか


しばらく黙々とサラダを食べていると、急にガタッと近くで音がした。いやもう 近くで なんてレベルじゃない。

間違いじゃなかったら、前方から。


周りを見ようと顔を上げる前に声がした。




?「ごめん、俺らも一緒に食べて良いかかな?」



?「席が相手無くてな…」



この声…聞いた気が……



手を動かすのをやめ、その声の主を見るために顔を上げる。



『あ、教室の時の』


?「あはは、うん。教室の時の男、もとい諸伏景光です。」


あの時の猫目の男子。そしてその隣は…


?「いきなりすまない。降谷零だ。」


この金髪に褐色…あ、



『総代務めてた人か』


結構正統派のイケメンだったから覚えてたんだよなあ



『あ、どうぞ。好きに座ってください。』




放ったらかしにしていた。



そう言うと、私の前の席に2人並んで座る。



諸伏「ありがとう。御堂さん、だよね?」


お礼を言われたかと思うといきなり私の名前を呼ぶ諸伏くん。


『へ、あうん。知ってたんだ』


知られてることに驚いた。

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ゆっこ(プロフ) - とても面白く、続きがとても気になります! (4月26日 22時) (レス) @page24 id: 2eecfc8ab4 (このIDを非表示/違反報告)
美弦(プロフ) - 占ツクこそ正義さん» ありがとうございます!嬉しいです!! (1月25日 16時) (レス) id: f5d70b86e6 (このIDを非表示/違反報告)
占ツクこそ正義 - めっちゃ面白いです!!!応援します!! (1月12日 23時) (レス) id: 74373a0c97 (このIDを非表示/違反報告)
美弦(プロフ) - そう言ってもらえて嬉しいです!書いてよかったぁ (12月6日 21時) (レス) id: 72a17114e9 (このIDを非表示/違反報告)
00137R(プロフ) - 過去編制作有難うございます!愛読します! (12月6日 20時) (レス) @page6 id: c326ad8a0b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美弦 | 作成日時:2023年12月6日 16時

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