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6話 ページ8

その後はひたすら座学ばっかりで、休み時間ごとに萩原が来て、昼休みまで休む暇が全く無かった。


そしてとうとう、昼ご飯が食べられる…


はずだったのだが、私は現在校長室に居る。



何故か?

教官に今回の任務について伝えるためである。

上層部が全てやってくれていると思っていたのだが、"呪術師が来る" ということ以外に伝えられていなかったらしい。

ただでさえ、乗り気じゃないのに…


自分からやれって言ったくせに面倒事を増やすなよ




私の前には私の教場の教官である鬼塚教官、そして校長がいる。


『はじめまして、呪術高等専門学校が参りました。呪術師の御堂Aです。』


校長「あ、あぁ。」




う〜〜ん……

どこから話すべきか。呪術師が何たるかも知らなそう。

それよりも呪いのことは既に知られているのだろうか。


『…話の前に…"呪い"というものをご存知ですか?』


試しに尋ねてみたは良いが、こりゃ分かってねぇな

2人共ぽかんとしている。



それくらいの仕事はしろよ、上層部だろうが。


何もしていない上層部に腹立ちつつも、それをなんとか抑えながら口を開く。



『日本国内の怪死者、行方不明者は年平均1万人を超えます。その殆どが人間から抜け出した負の感情…"呪い"と呼ばれるものの仕業です。その呪いに対抗し、祓うのが私達呪術師の仕事なんですよ』



教官「はぁ…」


まだ分かんねえの、面倒くせぇ



『異世界の話でもしてるように見えますかね?でもそれらは本当に存在するんです。じゃなきゃ私も警察学校には来ませんから。』


私の言葉に引っかかったらしい。
校長が私に話しかけてくる。


校長「…どういうことだ?、まさか」


察しが良いな


『その"まさか"です。この警視庁警察学校でも呪いが出たと報告がありました。』




何だと…!?


信じられないようで校長が席から立つ。


本当に何も聞かされていなかったんだな。


『この学校で最近、不審死を遂げた者や行方不明者はいませんでしたか?』


校長「た、確かにいたが…それがなんだ?お前が言う"呪い"の仕業だとでも言う気か?」


煽り口調で私に言ってのける校長。


『そうだ、……と言ったら…?』




校長「……っ…」

教官「まさか…本当に…」



2人が口籠る。

7話 →←5話   私の前の席の人



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ゆっこ(プロフ) - とても面白く、続きがとても気になります! (4月26日 22時) (レス) @page24 id: 2eecfc8ab4 (このIDを非表示/違反報告)
美弦(プロフ) - 占ツクこそ正義さん» ありがとうございます!嬉しいです!! (1月25日 16時) (レス) id: f5d70b86e6 (このIDを非表示/違反報告)
占ツクこそ正義 - めっちゃ面白いです!!!応援します!! (1月12日 23時) (レス) id: 74373a0c97 (このIDを非表示/違反報告)
美弦(プロフ) - そう言ってもらえて嬉しいです!書いてよかったぁ (12月6日 21時) (レス) id: 72a17114e9 (このIDを非表示/違反報告)
00137R(プロフ) - 過去編制作有難うございます!愛読します! (12月6日 20時) (レス) @page6 id: c326ad8a0b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美弦 | 作成日時:2023年12月6日 16時

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