21話 銃弾訓練 ページ23
教官「__いいか、お前らが手にしているのはSAKURA!日本警察正式採用5連発リボルバーだ!!」
今私達がいるのは銃撃訓練場。
手に持つのは1つの銃である。
教官が何か言っているが、私はそれすら気にする余裕がない。なぜならこの訓練場…
呪霊がいるのだから。
見たところ、3級かそれ以上、それが5体以上。
今やるのが一番確実か…
教官「射撃検定は5発発砲を4セット実施!上位2セットの合計を得点とする!70点未満は落第だ!」
教官がそう説明しているのを聞いて、私は占めたと思った。
上位2セットということは、残りの2セットは外しても問題ないということ。
私は、的の周りやら壁際やらにいる呪霊に向けて発砲する。
傍から見たらどうしようもないぐらい下手なんだろうな…
諸伏「ね、ねぇ…全然当たってないけど、大丈夫…?」
『あ、うん知ってるよ』
案の定、隣りにいる諸伏くんからきた心配そうな声をそう一蹴した後、私はすべての呪霊を祓い終えた。
ここまでに使った銃弾の数は8。
あと12発だけど…
手っ取り早く終わらせるか。
私は銃を構え、的に向かって撃ち続ける。
、ダンッ!
『…あ、一発外した…ん?』
最後の弾を撃ち終えた頃には既に周りからの視線を浴びていた。
私の的は全弾ほぼど真ん中で穴が空いている。
やっべ、やりすぎた
後悔する頃にはもう遅く、近くにいた降谷にも声をかけられる。
降谷「全弾ほとんど外さずに、ど真ん中で命中させるなんて…すごいな。」
そう言う貴方もエグいぐらいやるようですけど…
私は降谷が射たであろう的を見る。そこには真ん中の円にすべて穴が空いていた。
ついこの間まで
ただの大学生だったとは思えないわ…天才かよ
『銃は結構得意で…』
てことにしとこう。本音は高専で死ぬほど練習させられたからだけど、話すことではない。
教官「降谷も御堂も、なかなかやるようだが上には上がいることを覚えておけ!」
突然後ろから教官に言われて
上には上…
あぁ…五条悟には、夜蛾セン…みたいな感じか
確かにあれに勝るもの無いわァ…
なんて思っていたのだが違ったらしく教官が私の方を執拗に見ながら口を開く。
教官「貴様らの先輩に最初の試射で満点、つまり20発全弾ど真ん中に的中させた天才がいるからな!」
そして、何故か得意げにそう言われた。
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ゆっこ(プロフ) - とても面白く、続きがとても気になります! (4月26日 22時) (レス) @page24 id: 2eecfc8ab4 (このIDを非表示/違反報告)
美弦(プロフ) - 占ツクこそ正義さん» ありがとうございます!嬉しいです!! (1月25日 16時) (レス) id: f5d70b86e6 (このIDを非表示/違反報告)
占ツクこそ正義 - めっちゃ面白いです!!!応援します!! (1月12日 23時) (レス) id: 74373a0c97 (このIDを非表示/違反報告)
美弦(プロフ) - そう言ってもらえて嬉しいです!書いてよかったぁ (12月6日 21時) (レス) id: 72a17114e9 (このIDを非表示/違反報告)
00137R(プロフ) - 過去編制作有難うございます!愛読します! (12月6日 20時) (レス) @page6 id: c326ad8a0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美弦 | 作成日時:2023年12月6日 16時