警察官になった呪術師【警察学校編】 (ページ22)

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20話　　気になる彼らページ22

女子「ねぇ、萩原君…昼食一緒に食べても良い？」

萩原「モチのローン♪」

1人さみしく、うどんを啜ってたら近くでそんな声が聞こえる。

正面を見ると、1個奥のテーブルに萩原と複数の女の子が座って話していた。

すごい、こうして見るとただのチャラ男だ。

すると、視界の隅でふとミルクティ寄りの金色が映った。

そして何を思ったのか松田の目の前の席に座り、話しかける彼。

　

降谷「どういう心境の変化なんだ？僕の記憶が正しければ君は警察官が嫌いだったはず。もしかしてツンデレとか？」

笑いながら松田にそう言う彼はどう考えてもおちょくっているようにしか見えなくて。

え？ここでも喧嘩する気？？

喧嘩売る気なの？？？？やめてよ

今ぐらい気楽にご飯食べさせて

とか思ったが、それも杞憂だった。

松田「ちげぇーよ！」

松田は降谷のことをジト目で見ながら

そう言う。

松田「今でも腹ん中じゃ思ってるぜ…警察なんてクソ食らえってな！！」

そう話した松田のことを、降谷はどう思ったのだろうか。

ぶっちゃけると、ほぼ後ろ姿しか見えないからここからじゃ今、どんな顔をしているのすら分からない。

ていうか松田って、

やっぱり警察嫌いだったんだ…

一体何があってそんな嫌いに…というかだったらなんで警察官なったんだよ

あいつってホントは馬鹿だったのかな…

松田のを見ながらついて考えていると彼と目が合った。

そして分かりやすく端正な顔を歪める

あ、やば。

そう思って目を逸らそうとすると、

彼に先を越された。

黙々と降谷と話しながらカレーを食べる。

爆弾解体の件、まだ怒ってんのかな…？

今後はちゃんと出来るように練習しとこ。

席を立ち食器を片付けに行く。

『おばちゃん、ご馳走様でした〜。美味かったです。』

「はーい。ご丁寧にありがとね。」

そして一足先に

教室へと向かった。

『(教室誰もいないだろうし…教室で解体の練習しようかな…)』