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15話  マラソン 1 ページ17

伊達「昨夜、自分の部屋に大量にゴキブリが出まして、」





そう。再び!我らが班長___伊達航である。





なんと、

部屋に出たゴキブリを降谷と松田と伊達の3人で退治していた所、夢中になりすぎてベットやら机やらを壊してしまうなど、散々な目にあったのだそう。

2人の怪我はそれが原因


……だと言い張った。






いやなんとも態とらしく、分かりやすい嘘。


多分、この場にいる全員嘘だと気づいていると思う。ワンチャン教官も。

普通に考えて、この設備の良い警察学校でゴキブリなどなかなか出ないだろう。


一般家庭でもある程度きれいにしていたら遭遇することはない。


これがもし本当の事だと言うのならば、一体どれだけ伊達の部屋は汚いのやら…






それでもその嘘を貫き通す姿は、呆れを通り越して最早尊敬する。








伊達「とはいえ大切な学校の備品に傷をつけてしまった罰として、我々鬼塚教場は一周多く回ってきます!」




あ、え、まじ??




伊達「行くぞ!」





「「「オウ!」」」



『う、うぃっす』






鬼塚「お、おいまだ話は…」




そんな教官のことなどガン無視で






伊達「2列縦隊マラソン始め!」



その声のあとに続きながら、只ひたすら…

1、2!1、2! と叫びながら走り続けた。









そして私は当然、同じ班であるからにはこの男5人と一緒に走ることは避けられない。


なのでちょっと距離を置いて、でも離されない微妙なところを1人で陣取りながら走る。


ただ、あの人たちとは1メートルほどしか離れていないので普通に会話が聞こえてくる訳で、








萩原が、松田に話しかけに行っていた。






萩原「よォ、陣平ちゃん。なんだよその面、色男が台無しじゃねぇか」





それな〜







松田「うるせぇよ、萩」


萩原「おまけに差し歯まで抜かれてやんの、超ウケるぅー♪」







笑いを隠す様子もなく楽しそうに松田をいじる萩原。

メンタルすげえ。

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ゆっこ(プロフ) - とても面白く、続きがとても気になります! (4月26日 22時) (レス) @page24 id: 2eecfc8ab4 (このIDを非表示/違反報告)
美弦(プロフ) - 占ツクこそ正義さん» ありがとうございます!嬉しいです!! (1月25日 16時) (レス) id: f5d70b86e6 (このIDを非表示/違反報告)
占ツクこそ正義 - めっちゃ面白いです!!!応援します!! (1月12日 23時) (レス) id: 74373a0c97 (このIDを非表示/違反報告)
美弦(プロフ) - そう言ってもらえて嬉しいです!書いてよかったぁ (12月6日 21時) (レス) id: 72a17114e9 (このIDを非表示/違反報告)
00137R(プロフ) - 過去編制作有難うございます!愛読します! (12月6日 20時) (レス) @page6 id: c326ad8a0b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美弦 | 作成日時:2023年12月6日 16時

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