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ミーンミンと死ぬほど蝉が鳴き続けてる。

とうとうきた夏休み!!

かという私はもう家に引きこもりだ。窓だって締め切ってクーラーガンガンにしてる。ソファーで寝っ転がりながら、つい最近新しくした薄型サイズの大きなテレビでゲームをしていると、インターフォンが鳴った。

エントランスのモニターに映ったのは、先輩二人の姿で解除ボタンを押すとそこまで散らかってなかった部屋を少し綺麗にした。


「...なんでお泊りセット??」
「お邪魔しまーす!!」
「話聞け?!」

いいのか君たち...

外には可愛い女の子たちがわんさかいるってのに、私なんかと一緒にいていいのか...

「あ!!ほんとにテレビ最新型に変わってる!!」
「こりゃゲームのしがいがあるな」
「何?!ゲームしにきたの?!!」

本当に一体なんなんだこいつら??


3人でアイスを食べながら、今週の予定を立てる。

「本気で全部行く気だったのか...」
「海は無理だけど、その代わりプールで我慢してね」

ウィンク付きで言ってくる研二先輩に私は驚く。

「ね??今年の夏で、全部Aちゃんの周りたいところに行こう??」

その言葉に、「うん」と少し照れ臭そうに言ったら茶化された。

飯抜きにしてあげようかな???

でもなんだか嬉しくって、目の前にいた陣平先輩に飛びつけば「お前アイスこぼす!!」と怒鳴られた。

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作者名:あおいろ | 作成日時:2019年11月17日 1時

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