紫煙をくゆらす【名探偵コナン】 (ページ1)

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12年前、始まりは屋上。

気がついたらずっと一緒で、毎日バカみたいなことを一緒にしたね。

11年前、二人とも卒業しちゃってつまらない高校学生生活だったよ。

でも、沢山会いに来てくれてありがとう。

10年前、両親が死んで生活が変わった。生きる意味を無くした私に、俺のために生きてくれって言ってくれてありがとう。

でも、沢山嘘をついてごめんなさい。私はもう暗闇に浸かってたんだ。

9年前、自分も忙しいのに私をいつも沢山甘やかしてくれてありがとう。

沢山悩ましたよね。大丈夫、その言葉が唯一の光でした。

7年前、ハギが遠くに行っちゃったね。

普段泣かないのに、二人で一緒に泣いたね。うるさい声がまた聞けるって信じたかった。

5年前、裏のお仕事に入ってきた新人さん、君の同期だったよ。

ものすごく気まづくて、警戒されて、それでも守ってくれたのは何でだろう。

3年前、君も遠くに行っちゃったね。

ハギと仲良くしてるのかなって思ったら、すごく羨ましくて寂しかった。

私も早くそっちに行きたかったけど、臆病で弱虫だから行けなかった。

でも、ようやく会えるんだ。

バカしてんじゃねぇって、ふざけるなって怒られるかな。

まぁ、そもそも同じ場所に行けるほど白い人間じゃないんだけど。

会えたらいいなぁ…

後は任せたよ、バーボン、いやゼロくん。

それに、ボウヤ。

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しばらくは呑気な高校生活書きます。