ともだちとおとうと ページ6
そらるside
ピーンポーン。
二階で俺たちが話していると、下でインターホンが鳴る音がした。
それから数秒経って、下から「そらるさーん」というまふの声が聞こえてきた。
「なんだ」
「インターホン鳴ってますよ、お客さんじゃないんですか？」
「えーまふ出てよ」
「嫌ですよ！」
俺はAに「まってて」と一言残し、階段を降りていく。
ダルい。
玄関でサンダルを履いて鍵を開ける。
今日まふうらさかの他に誰か来る予定あったかな、と考えながらドアを開けた。
「はいはーい…って、」
「こんちは。Aいます？」
「…ちょっと予想外」
「はは。でも今日はこいつも」
「え？」
「ハロー彼方さん！元気してましたぁ？」
「うげ」
「ちょっと！」
ドアの向こうに立っていたのは、爽やか笑顔の好青年。
プラス目元がAと似ている童顔青年。
爽やか笑顔の好青年は【葉山 京】。
Aの唯一と言っても過言ではない外の世界の友人。
そして童顔青年は【紀鞠 真尋】。
まぁ、分かったと思うけど、Aの弟。
「おにーちゃんはどっこでっすかー？」
「帰れ」
「お兄ちゃんを連れてでいいなら」
「こら、ケンカしない」
「今友達来てるからダメ」
「歌い手さんたち？あー会いたくない」
「うぜえなぁ」
「お口が悪うございますよ！」
あぁ、うざいな((
Aは好きだけどAの弟は好きになれない。
何でだろう。
いや、このうざさが問題だとは思うけどね。
「すいません、彼方さん。今日は俺1人の予定だったんですけど、真尋が…」
「京くんだけで行くとか許さないし」
「急にマジトーンになるのやめろよ」
玄関で話してたらまふが怪訝そうな目で見てくる。
「誰？」って感じか。
もういいやA呼ぼう。めんどくせえ((
「Aー」
「あれ、お友達来てるのに大きい声で呼んで大丈夫ですか？」
「もうバレた」
「隠すの下手ですよねー！」
「マンション時代から5年以上隠し続けて来た俺を褒めろ」
まだしつこく言い争っていると、上からトントンと音を立ててAが降りてきた。
「あれ、かなさん…京！真尋！どうしたの！」
「おにいちゃーーーん！！」
「おひさ〜」
Aが嬉しそうなのはいいけど、ここが玄関なのを忘れないでくれ。
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奏多(プロフ) - む犬【ﾉﾉ】さん» ありがとうございます！ただいまー！ (2018年6月7日 21時) (
レス) id: 75ed9ac2a7 (このIDを非表示/違反報告)
奏多(プロフ) - 雨音@新あかになったおさん» ありがとうー！！めっちゃ嬉しいんですけど！？めっちゃ嬉しいんだけど！？ただいまだよ久しぶり！ (2018年6月7日 21時) (レス) id: 75ed9ac2a7 (このIDを非表示/違反報告)
奏多(プロフ) - あおなさん» ありがとうございます…！嬉しいです！ (2018年6月7日 21時) (レス) id: 75ed9ac2a7 (このIDを非表示/違反報告)
む犬【ﾉﾉ】(プロフ) - お気に入りは死んでも外さない!!!! お帰りなさい…でいいのかな？更新とかいつまででも待つからだいじょぶだよ!!! (2018年6月6日 23時) (レス) id: f250e10484 (このIDを非表示/違反報告)
雨音@新あかになったお(プロフ) - お気に入りを外すわけないでしょ！！大好きな作品で大好きな作者さんだからお気に入りしてるの！ファンからしたら、待ってる時間が短くても長くても楽しいの！あとお帰り！！お久しぶり！() (2018年6月6日 22時) (レス) id: 897ff7d5b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奏多 | 作成日時：2017年11月19日 11時
