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・
「ねえ。怪異対策室のことは聞いてるよね？」
そう口火を切ったのはすみれ。
「………………」
「ねえ」と、強い口調ですみれが言った。俺は、ビクッとして、「はい。千冬さんから聞いています」
「ふうん。どんだけ聞いてんのか……？」
そうぶつぶつとすみれはいった。
「じゃあひとつめ。『安西葉佑』って知ってる？」
俺の返答は、無言だった。すみれは、それを肯定と受け取ったようだ。
「ふうん。知ってるんだ。じゃあ次。『安西千春』。知ってるよね？」
「………はい」
「千夏ちゃんから聞いたのかな？ それとも千冬さんから？」
「…………千冬さんからです」
「ねえ」
いきなりすみれは語気を強めた。何か言うつもりなのか？
「あなたが大好きな千夏ちゃんを、そのお母様、千春さんを幽霊にした人、憎くなあい？」
俺はその発言の真意が読み取れず、たじろいだ。
憎いかもしれない。しかし、時として千夏の幽霊、と言う特質は役に立った。だけど＿＿
「確かに、千夏が人間の方がいいかもしれない＿＿」
すみれの顔がおどろきに染まった。しろねの顔が青ざめた、気がした。
すみれは俺の方に身を乗り出し、
「じゃあ、実音くん！ その憎い妖怪を倒すために、怪異対策室に入ってくれない⁉︎」
「すみれ！」
しろねがなぜか、居た堪れないように叫んだ。
「何してんの！」
その声は＿＿
ｰ38ｰ
今日のラッキーキャラ
濡女 この子の正体は、作者しかわかってないんだ！(まだあやふやだけど)みんなも考えてみてね！
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たらら(プロフ) - いやー好評でなによりなにより。てかまじで律くん可愛い (2022年2月4日 16時) (
レス) id: 553d11ea12 (このIDを非表示/違反報告)
月 夢(プロフ) - 空白時さん» おめでとうございます…！ 続きも楽しみにしています…！ (2022年2月4日 10時) (レス) id: 269ba6d569 (このIDを非表示/違反報告)
空白時 - 第一志望受かりました♪ (2022年2月4日 8時) (レス) @page43 id: d227187818 (このIDを非表示/違反報告)
空白時 - 探偵 コーヒー珈琲（珈琲百円）さん» ありがとうございます！ 更新はもう少しお待ちください！ (2021年12月29日 10時) (レス) id: 742d46997e (このIDを非表示/違反報告)
探偵 コーヒー珈琲（珈琲百円）(プロフ) - 更新、待ってまーす！ (2021年12月28日 11時) (レス) @page1 id: db4e0d54c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空白時 | 作成日時：2021年10月22日 11時
