【鬼滅の刃】がらんどう〈男主・鏡柱〉

３３話 ページ36

『・・・』


面をつけた隊士は沈黙する。


義勇は先ほどの考えが頭を過ったせいか、


その隊士の面の下の顏が気になってしまい


気が付いたら自身の手をその面に伸ばしていた。


すると、


し「富岡さん、知り合いでもなさそうなのに


突然手を出すのは失礼じゃないですか。


嫌がってますよ？」


胡蝶が面の隊士との間に入り、


伸びた腕を強く握りしめていた。


ｷﾞﾘｷﾞﾘ


(痛い)


そう痛みを感じた時には何故手を伸ばしてしまっていたのか、


理解できていなかった。


し「他人との距離感の取り方と会話が成り立たないから


嫌われるんですよ？」ﾆｺ


富「・・・俺は嫌われてｎ


し「実際仲のいい人います？」・・・」


毒を吐かれ手を引っ込める。


そうすると胡蝶は面の隊士に薬を渡し、


どこかへと行かせてしまった。


し「富岡さん、二度とああいう事してはいけませんよ？


精神的に人と接することが苦手な人もいるんですから」


富「・・・気を付ける」


あの面の隊士がなぜ珠緒の面を持っていたか聞けないまま、


もやもやとした気持ちが頭を巡る。


しかし、あの面は元はといえば珠緒が持っているのだから、


本人に聞けば早い。


丁度柱合会議もある。


いつの間に継子を育てていたのかと、


面をその隊士に譲ったのかと聞けばいいだけだ。


そうすれはこの違和感はきっと消える。


そう考えながら那田蜘蛛山を後にした。

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更新を４日ほどしておらず申し訳ありません。


色々と忙しくなり手を付けられませんでした。

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