【鬼滅の刃】がらんどう〈男主・鏡柱〉

１２話 ページ14

あれからずっと正座で説教を受けた後、


しのぶに茶菓子を出して話し込んでいた。


もちろん次の任務について炭治郎のことは一切言わず、


変装しての護衛任務とだけ言った。


し「じゃあ、しばらくは


夜の任務は無くなるんですね。


・・・ちゃんと夜寝てくださいよ？」ジト目


『えー』


し「えーじゃないです。


薬に頼りすぎてると体に悪いですから。


ただでさえ貴方は無理するのが得意で、


自己犠牲しようとするんですから」


しのぶはほんとうに心配症で、


お館様のように優しい。


『心配してくれてありがとう』


と、笑顔でしのぶにお礼を言う。


すると悲しそうな顔をしながら


俺に近づいて頭をﾎﾟﾝﾎﾟﾝとして、


しのぶは言う。


し「他に、何かないんですか？」


それはとてもやさしい声色で。

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