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39・真実 ページ40

そうだ、前にもあった。


私が泣きながら寝落ちたあの日



ケフカ様は私の部屋が氷で埋め尽くされていたと仰っていた。



「前にも、あったんです。悲しい気持ちになると無意識に、

魔力はもとからあったのですが、



魔導注入の実験以来、使えなくなったのです」




「そうだったのか、、、」




ロックや、その他の人達の誤解を解いたとたん



ティナの腰袋から黄色の光が漏れていた



キラッ




「まぶしっ!ティナ、ラムウの魔石が!」



「ラムウ?」



ラムウ、どこかで聞いたことある名前、、





ラムウの魔石は、ティナの腰袋から勢い良く飛び出した。




キラッ キラッ




「一体、どうしたのラムウ?」



ティナがラムウの魔石に問い掛けると、頭の中に声が響いてきた




それは老人の様な声







ー先程から感じるこの魔力、、、




Aか?




「えっ」



「こ、この声はラムウ!」




どうやらこの声の主はラムウの様だ


それより




「私を、、ご存知なのですか?」






ー本当にAなんだな、そうか。



その様子だと、なにも覚えてないようだな





なにも、覚えてない?



「私は、なにか忘れているのですか?」






ーいや、覚えてないのも仕方がない。



いつか人間界でお前と会ったとしても



真実は決して伝えないつもりだったが、




「真実?」




ーああ、だが今は話さねばなるまい



いいかA、それに皆も落ち着いて聞くんだ。





ー世界をケフカから取り戻すには



Aの力が必要だ





「Aの?」




「私、の力?」




ーそうだ、Aよ、よく聞け




お前は









人間ではない、幻獣なのだ








「、、、え」






げん、、じゅう?幻獣?





その言葉一つで、私は頭が真っ白になった





「Aが幻獣!?」




ティナの驚く声で、思考はまた動き出した





よく考えれば、確かに幻獣にはなにかを感じていた。


魔導研究所で幻獣を見たときも



同じ感覚をティナにも感じていた






ーうむ、ティナは幻獣と人間の子なのだ


同じ感覚を覚えても、おかしくない。





「でも、信じられない。私が幻獣、だなんて


姿も人間そのものです。」





ー信じられないのも無理はない



時間がない、A。







お前について簡単に話そう

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設定タグ:ケフカ , 夢小説 , ff6   
作品ジャンル:恋愛
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remrem(プロフ) - 一気に読んでしまいました…最高でした泣きました( ; _ ; )素敵な作品を作ってくれてありがとうございます…! (2022年10月22日 0時) (レス) @page49 id: bb3768c104 (このIDを非表示/違反報告)
たこ焼き - 感動しました。゚(゚´Д`゚)゚。ありがとうございます! (2019年5月13日 23時) (レス) id: d8fc23e026 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロ65D(プロフ) - 日紫鬼さん、コメントありがとうございます。そんなに言ってもらって、嬉しいです(^ω^)でへへ (2019年1月25日 15時) (レス) id: 3d1497dd53 (このIDを非表示/違反報告)
日紫鬼(プロフ) - なんかもう…好き(語彙力)本当に面白かったです(´;ω;`)次回作期待してます! (2019年1月15日 21時) (レス) id: aa51966067 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロ65D(プロフ) - sugarさん、美しいと言っていただいて嬉しい限りです(^ω^)sugarさんのご期待に応えて、ケフカ様の短編集でも作ろうと思います。(^ω^) (2018年12月18日 16時) (レス) id: 3d1497dd53 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヒロ65D | 作成日時:2018年9月13日 2時

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