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37・こころなき ページ38

「ティナ、私のこと、覚えてたんだね」


そう、あやつりの輪の副作用はひどく、記憶が曖昧になってしまうと聞いていた。


「ええ、覚えてる。優しくしてくれたから」



優しかったのはティナの方だ。


でも、今は関係ない。




「A、まだケフカと行動していたのか」



「はい、セリス将軍。私は未来永劫、ケフカ様の下にいます。」



心配してくれているのだろうか、今からあなた達を倒そうとしている、私に。



「なんだか、変わったな」



「ケフカ様にも言われました、、、私は


心が壊れたのです。」



そう、だから。




「だから私は、セリス将軍やティナに剣を向けることを、なんとも思いません。

でも、逃げるなら今ですよ。」



「、、、。」



私はティナ達に剣を向けた。


ティナ達に逃げる様子はない。



すると、青いターバンを巻いた青年が口を開いた。


「なあ、あいつはティナとセリスの知り合いなのか?」


「うん、大切な人」


「ケフカの補佐だったが、悪い人間じゃない、むしろいいやつだ」





大切な人、、、いいやつ、、、




「じゃあ、ティナ達に任せるぜ。」


「うん」




ティナが頷いたのを見計らい


私は青いターバンの青年に剣を振り上げた。



「なっ!」


「大切な人?いいやつ?すまないけれど、私はもうティナ達をそんな風には思ってない。

君たちが勝手にいいやつと思ってただけ



もう私にはそんな気持ちを感じることはない!



私にはケフカ様しかいない!」



ケフカ様の為に、、、




キンッ



青いターバンの青年は私の剣を防いだ



「やめて!A!」



ティナの叫ぶ声が聞こえる。



「くそっ!」



ぐっと私の剣を押しのけた



「ロック!本当はいいやつなんだ!攻撃はしないで!」




あの青いターバンの青年はロックというらしい


「あまい、手加減は、、、



しない!」




私はロックに攻撃を繰り返した


ロックの短剣と私の剣がぶつかり、火の粉をあげる。



鉄と鉄がぶつかり合う音、零れる汗。




私はロックの顔に向けて突きをした



「ふっ!」



紙一重で避けられた


銀髪の髪がはらりと舞う



「私はお前を殺そうとしている。もっと本気を出せ!」




剣を引き、もう一度突きを繰り出す直前




「やめて!」



ティナがロックの前に押し入った




「っ!」

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設定タグ:ケフカ , 夢小説 , ff6   
作品ジャンル:恋愛
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remrem(プロフ) - 一気に読んでしまいました…最高でした泣きました( ; _ ; )素敵な作品を作ってくれてありがとうございます…! (2022年10月22日 0時) (レス) @page49 id: bb3768c104 (このIDを非表示/違反報告)
たこ焼き - 感動しました。゚(゚´Д`゚)゚。ありがとうございます! (2019年5月13日 23時) (レス) id: d8fc23e026 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロ65D(プロフ) - 日紫鬼さん、コメントありがとうございます。そんなに言ってもらって、嬉しいです(^ω^)でへへ (2019年1月25日 15時) (レス) id: 3d1497dd53 (このIDを非表示/違反報告)
日紫鬼(プロフ) - なんかもう…好き(語彙力)本当に面白かったです(´;ω;`)次回作期待してます! (2019年1月15日 21時) (レス) id: aa51966067 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロ65D(プロフ) - sugarさん、美しいと言っていただいて嬉しい限りです(^ω^)sugarさんのご期待に応えて、ケフカ様の短編集でも作ろうと思います。(^ω^) (2018年12月18日 16時) (レス) id: 3d1497dd53 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヒロ65D | 作成日時:2018年9月13日 2時

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