神の靴の砂

35・もしかして ページ36

それから数日が過ぎ、あの嫌な予感は忘れようとしていたが、どうにも忘れられない。



「もしかして、、、」



私は剣を磨きながら推測をした。



もし、この嫌な予感の正体が



ティナ達だったら



ケフカ様の話によると、魔大陸を出た後は知らないと仰っていたが、、

もしティナ達があの後離ればなれにならず、
そのままであったなら、直ぐにでもケフカ様を止めに来るだろう。だが、一年間もその気配は無かった。

ということは、魔大陸を出た後、ティナ達は離ればなれになったのかもしれない。



この嫌な予感は、もしかすると



離ればなれになっていたティナ達が集まりつつあるのか



「、、、考えすぎかな」



でも、もしそうであったとしても




私は磨き終わった剣を掲げる、剣は空を反射して赤く光る。




「そうであったとしても、、、ケフカ様に手を出すものは、倒す。」




心が壊れた今、なにも恐れない。





そういえば、最近やっと気づいたことがある。
私は今こうして剣を振るい、戦っているが、

私は徐々に魔力が回復していて、魔法で戦えるのではと思い。使おうとしたところ


魔法は出せなかった




自分の中に魔力がある感覚は確実にあるのに




「、、、なぜ」




私は色んな謎を抱えながら、反逆者を探しに出た。









「うぐっ、、、ハァ、、」



これは悪夢なのか？




昔よりもこの変な夢を見るようになった







ケフカ様！ケフカ様！あっちに行ってみましょう！




同一人物とは思えない、Aの姿。




ケフカ様ー！ご飯にしましょう！お腹すきました！




何事にも明るく。




絶対に出来ます、ケフカ様とおまけに私なら！




何事にも熱血で。






私の夢に出てくるAは、今とは全く違く



誰だ、誰なんだ。





A、そんなに走ったら転びますよ。鈍くさいんですから。




誰だ





Aはすぐにお腹がすくんですね。





お前は





そうですねA、なんでもできます。





お前は誰だ！





私は、何かを忘れてる！




大切な約束も！






やく、、、そく？






なんだ、約束とは





私はAとなにか約束してたのか？






駄目だ、思い出せない





A、Aは覚えてるのか？





なら何故、なにも言わない？





神になった今でも、わからないことが多すぎる





「A、」




私は、ぼくちんは





なにもわからない

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