30・果たせないなら ページ31
ガストラ皇帝は三闘神を眺めて、歓喜の声を震わせている。
「、、、お客さんが来たみたいですねー」
ケフカ様がふと仰った。
三闘神の魔力に圧倒されて気づかなかった
「ティナ達が追ってきたんでしょうか」
「ホワッホホホッ、そうみたい」
後ろを振り向くと、そこにはティナとセリス将軍と、知らない人がいた。
「ファファ、仲良く死にに来たか、だがここまで、見よ！この三闘神を！」
ティナとセリス将軍はガストラ皇帝を止めようとするが、
ガストラ皇帝は三闘神の力を使い、セリス将軍を吹き飛ばし、ティナと知らない人にも攻撃を当てた。
セリス将軍は崖から這い上がってきた
するとガストラ皇帝は両手を広げ
子供を甘やかすような声で、セリス将軍に話しかけた。
「セリスよ、さあ来い、お前だけは特別だ。
我がガストラ魔導帝国を築くために、ケフカとお前に、新しい子孫を残す使命を与えようではないか！」
ガストラ皇帝は狂ったようにそう言った。
ケフカ様は私にナイフを渡した
「それ手で奴らを殺せば、裏切ったこと許してやるよ」
このナイフをセリス将軍に渡せということか
私はゆっくりとセリス将軍のもとへ歩いた
「A！」
「ごめんなさいセリス将軍、貴方が傷つく姿は見たくありません。」
私は小声でセリス将軍に話しかけた
「私を、刺してください。」
「っ！？」
セリス将軍が傷つくのも、ティナが傷つくのも見たくない、
この知らない人も、きっとティナやセリス将軍にとって大切な人なんだろう。
「私を刺してくだされば、私からもガストラ皇帝とケフカ様にお許しを頂けるよう、頼んでみます。」
「無理だ、そんなこと、、」
やっぱり、セリス将軍は優しいな
ケフカ様、約束は果たせませんが
これでいいでしょうか
ガシッ
「A！なにを！」
「お元気で」
ザクッ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 14人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
remrem(プロフ) - 一気に読んでしまいました…最高でした泣きました( ; _ ; )素敵な作品を作ってくれてありがとうございます…！ (2022年10月22日 0時) (
レス) @page49 id: bb3768c104 (このIDを非表示/違反報告)
たこ焼き - 感動しました｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡ありがとうございます！ (2019年5月13日 23時) (レス) id: d8fc23e026 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロ65D(プロフ) - 日紫鬼さん、コメントありがとうございます。そんなに言ってもらって、嬉しいです（＾ω＾）でへへ (2019年1月25日 15時) (レス) id: 3d1497dd53 (このIDを非表示/違反報告)
日紫鬼(プロフ) - なんかもう…好き(語彙力)本当に面白かったです(´；ω；｀)次回作期待してます！ (2019年1月15日 21時) (レス) id: aa51966067 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロ65D(プロフ) - sugarさん、美しいと言っていただいて嬉しい限りです（＾ω＾）sugarさんのご期待に応えて、ケフカ様の短編集でも作ろうと思います。（＾ω＾） (2018年12月18日 16時) (レス) id: 3d1497dd53 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ヒロ65D | 作成日時：2018年9月13日 2時
