神の靴の砂

28・ヒビ ページ29

「いい子ぶりやがって！」


ドンッ


ケフカ様はレオ将軍を突き倒した。


「A、来い！」



私は魔導アーマーを降りて、ケフカ様のもとへ
向かった




「押さえてろ！」



「！」


レオ将軍を押さえてろ、ということか


ケフカ様はレオ将軍を




殺す気だ




「さっき言ってたAにやってもらうこと
ですよ。さあ、押さえてなさい」




「は、い、、、ケフカ様」





私はレオ将軍を後ろから、ケフカ様に暴力をしないように両腕で腕の付け根を押さえた




「なっ！やめるんだ！A、ケフカ！」





ケフカ様はナイフを取り出して




「死ね 死ね 死ねーーーー！」









しばらくすると、レオ将軍の鼓動は聞こえなくなり、息は止まった。









私は、レオ将軍を、ケフカ様と殺した






ピシッ




心にヒビがはいった気がした




「邪魔者は消えた！あーーすっきり！

いつもいつも、殺したくてたまらなかったんだよ！



おや、幻獣達がまた沢山きたね



ぜ〜んぶ魔石にしちゃいましょ！」







私はティナとセリス将軍を傷つけたくなかった

でも目をそらしてしまった

レオ将軍を殺してしまった



心が壊れそうだ






「A、魔石は充分集まりました。

ちゃちゃっとガストラさまの所に行くじょ」




「、、、はい、ケフカ様」






私の心が壊れたら


貴方は全てを思い出して


あの約束を果たすのでしょうか







ケフカ様は私の手首を握って、呪文を唱え
瞬間移動で封魔壁へ向かった

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