まず何がしたいって風呂だよな（w） ページ4
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持っていればいつか役立つんじゃないかって集めたものが幾つかあって、その内の一つが十個程のスプレー缶。
涼太は不発に終わるかもしれないけどって言いながらも、それを涼太なりに工夫して簡単な爆弾のようなものを作ったらしい。
そういや昔、こんなの大量に作って敵チームにぶん投げてたっけ。
宮「じゃあ投げるよ」
カチャッとライターに火が灯る。
＿＿＿_ババーーーンッ！！
うっわー、マジで爆発してんじゃん。
そして校庭ってやたらと音が響くから、化け物達はゾロゾロと音の方へと吸い寄せられて行った。
宮「行くよ」
渡「待って！ 置いてくなよー！」
度胸がある涼太は身を屈めてさっさと進んで行くけど、俺は一々物音に吃驚してその度に漏れそうになる声を抑えながら涼太の服を掴んで後を追う。
俺、涼太居なかったら死んでんじゃねえかな。
宮「倉庫？」
校舎の裏に辿り着くと、ぽつんと倉庫があって、そこには化け物の死体やらちょっとした武器やらがあって、多分だけどここで人が襲われてたんじゃねえの。
渡「なあ、ドア開けたらドーンとかない？」
俺は観ないけどさ、よくあるっしょ？ホラー映画の定番だろそれって。
隣で涼太が唾を飲み込む音がして、涼太だって怖くないわけじゃないよなって。
涼しい顔してるけど、見た目に出ないだけなんだよ。
宮「行くよ？」
渡「お、おう」
化け物が出てきたらこのスコップで滅多打ちだ。
が、開けたドアの向こうはガランとしたただの物置で、ゆっくりと中へ入ると「マンホール？」こんなとこに。
宮「これ見て。足跡がいっぱいある」
渡「まるでマンホール囲んでるみたいだな」
「「………」」
化け物について分かっていること、奴らは音に敏感で昼間は動きが鈍い。
そして記憶の中をさ迷ってるのかずっと同じ事を繰り返す奴もいるけど、基本的には知能はない。
つまり、
渡「人が下りて行ったってことだよな」
宮「だね。行くしかないでしょ？」
まるで俺たちを誘ってるかのように、上手いこと二つ懐中電灯もあるし？
もし良い奴らなら仲間にだってなれるかもしれない。
渡「あーでも、下水道なんて臭そう……」
宮「大丈夫。風呂を何日も入ってないんだから似たようなもんだろ」
渡「……それはそれで最悪なんだけど」
まじで風呂入りたいわ。
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ゆきんこ(プロフ) - ayaさん» コメントありがとうございます！はい！終わりに向かってます。これからの展開どんな風に受け止めてもらえるか不安も多いのですが決めていた事なので最後まで貫き更新頑張ります！！ (2021年8月15日 10時) (
レス) id: bf817d2202 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 終わりに向かっていってるんですね！なぜこんな世界になったのか、、また困った展開も待ってるみたいですね！気になりますっ！！^ ^ (2021年8月15日 2時) (レス) id: ff23500b61 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - 涼菜さん» ありがとうございます！！不定期更新ですがお付き合いしてもらえると嬉しいです(^^)頑張ります！ (2021年7月29日 22時) (レス) id: 6bfa312962 (このIDを非表示/違反報告)
涼菜(プロフ) - いつも楽しみにしています！これからも更新頑張ってください(*^^*) (2021年7月29日 14時) (レス) id: ec45b950ff (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - ふさん» ありがとうございます！彼らも前へ進みます(^^) (2021年7月29日 13時) (レス) id: 6bfa312962 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2020年11月19日 13時
