囮役(mu) ページ30
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「気付いたか？ 拳銃はここの地下保管庫にある。その保管庫の鍵は署長室あるんじゃねぇかなって思う」
目「それどこ情報なの？」
「ドラマとかで言わね？」
目「あー」
え、分かんの？ すごいな、めめ。
向「なあなあ、そんな呑気に話してる場合ちゃうで。ほらもうこっちに向かって来よる」
そんでよう見たらアイツらの腰には警棒やん。
めめ、お前はなにを見てたんや？
じとーっと見上げたら、しらーっと顔を背けるイケメン。
顔がイケてたらなんでも許される思うなよボケ。
「俺たちと手を組まねぇか？」
向「他にもおるん？」
チラッと男の背後を見ると、確かに数人部屋の中に隠れてるみたいで気配がした。
もう一度めめと視線を合わせる。
「武器を持ってここにいる化け物を駆除する。んでここを安全地帯に俺たちでするんだ。どうだ？」
俺らで安全地帯にする。
それは大量のゾンビと今から戦うことを意味する。
アイツらとやり合うなんて考えただけでも恐ろしいし、今すぐ逃げたい。
けど外には俺らが戻ってくるって信じてる子供とおばあちゃんがおるから、簡単に逃げたいなんて言えるはずもない。
俺がめめに助けてもらったように、俺かて自分より弱いもんは守ったらなあかんねん。
向「めめ」
俺の言いたいことはきっと伝わってる。
めめは一度頷くと、男に「なにをすればいい？」と直ぐに尋ねよった。
順応するの早いな。流石やで。
「俺はヨシキ。アイツらとはお前らと同じように此処に来るまでに出会ったり、此処で出会ったりした」
向「よろしくなぁ」
目「うっす」
年齢層はバラバラやけど、俺ら含め２０人近くはおるんちゃうかな。
簡単に挨拶を済ませると、保管庫の鍵を捜しに行くグループと囮役になるグループと別れて動き出した。
予想はしとったけど、俺囮役やで。
向「いやや〜っ！ もうっ、ほんまっ、堪忍してええぇぇえええ！？」
なんで俺が囮役に即効で選ばれたかは謎やけど、こんなけ頑張ってんねんから鍵見つけてこんかったら呪ったるで！
向「めめくーーーーーー〜んっ！！」
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ゆきんこ(プロフ) - ayaさん» コメントありがとうございます！はい！終わりに向かってます。これからの展開どんな風に受け止めてもらえるか不安も多いのですが決めていた事なので最後まで貫き更新頑張ります！！ (2021年8月15日 10時) (
レス) id: bf817d2202 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 終わりに向かっていってるんですね！なぜこんな世界になったのか、、また困った展開も待ってるみたいですね！気になりますっ！！^ ^ (2021年8月15日 2時) (レス) id: ff23500b61 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - 涼菜さん» ありがとうございます！！不定期更新ですがお付き合いしてもらえると嬉しいです(^^)頑張ります！ (2021年7月29日 22時) (レス) id: 6bfa312962 (このIDを非表示/違反報告)
涼菜(プロフ) - いつも楽しみにしています！これからも更新頑張ってください(*^^*) (2021年7月29日 14時) (レス) id: ec45b950ff (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - ふさん» ありがとうございます！彼らも前へ進みます(^^) (2021年7月29日 13時) (レス) id: 6bfa312962 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2020年11月19日 13時
