この朽ちた世界の果てに 【雪男】２

今やるべき事 ページ8

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「あ、ふっかさんっ」

深「っ、こっち来んなっ！」

「があ"っ、がっ」




ゾンビは目の前に居るふっかさんに覆いかぶさり口を大きく開けていて、その後ろにはゾロゾロと何体かのゾンビが迫ってて、



佐「A、下がってろ！」

「さっくん！！ふっかさんが！！」



積み上がっていた瓦礫の上からヒョイっと飛び降りたさっくんは、私の横を通り過ぎゾンビに斬り掛かる。


鋭いナイフで的確に脳天を刺していくさっくんと、その隣ではひーくんが「おりゃっ！」と、ゾンビを素手で殴り飛ばしてる。




深「あーもうっ、しつけえなっ！！」

佐「ふっかー！噛まれたら置いてくからなー！」

深「なんでだよっ、助けろやっ！」

佐「佐久間さん女の子しか守らなーい！」

深「覚えてろ！お前がピンチでも助けてやんねーぞ！どりゃっ！！」



さっくんに煽られたからか急に元気になったふっかさんは、ゾンビのお腹に足をかけてドンと蹴りあげると、体を起こし腕を回す。


深「おーいっ、阿部！ラウール！早く瓦礫どけろや！」

阿「やってるよ！」

ラ「おりゃ！ おっしゃ！命中率100パーセント！！」



皆それぞれやるべき事をやってる。

私も頑張らなきゃと震える足を叩いて阿部さん達のもとへ向かって瓦礫の壁をよじ登った。



「ンっしょっ！！」


早く早く！逃げ道を作らなきゃ！








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この向こうは光か闇か （w）→←正気を保て

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