～ﾃｰﾌﾞﾙﾃﾆｽ　人生の一部～　Phase 2　【未完】　 (ページ5)

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スカイSSへページ5

無事、戦士名を与えられたビクトリーハート。

４才にもなり、いよいよスカイSSへ行く日となった。

事前に連絡したところ、ちょうど月曜日は１６時からやっているということだったので、幼稚園のあとにAを連れて行った。

スカイSS卓球場。近づいた頃には球を打ち合う音が聞こえてくる。

中へ入る。

「「おねがいします!!」」

卓球をやりながら大きな声で挨拶をしてくれた子ども達。

とりあえず、コーチの元へ。

「こんにちは。この前の大庭といいます。こちらは、娘の大庭Aです。よろしくお願いします。」

「どうも。大庭さん。Aちゃんもこんにちは。私はスカイSSの主に女子をみているアドバイザーの桜です。それじゃあ、今日は見学していきますか?それとも少し打つ?」

「一応ラケットは持ってきてあります。」

「じゃあ、ラケットを見せてもらおうかしらね。」

Aのラケットを渡す。

「なるほど。中ペンね～。あら、表ソフトを貼ってるのね。エクスプレスか、知ってるわよ。裏ソフトの方は、グランディなのね。裏面打法はするのかしら?」

「いえ、まだB面は貼ったばっかりで、裏面打法は近々教えるつもりです。」

「そうね。私が指導しますね。」

「よろしくお願いします。」

「こちらこそ。Aちゃん、頑張りましょうね。」

「はあい!!」

そんなわけで、AはスカイSSに入団することが決まった。

書類を次までに提出しないとな。

「はい。皆集合!今日は新しいお友達が来ました。」

３０人ほどの子ども達がいっせいに桜コーチの声に反応し、集合した。視線はAに注がれた。

「お名前をどうぞ。」

「おおばAです!」

「何歳ですか?」

「４才です!」

「４才なら、うちのなつちゃんとれいくんと同い年だね。一緒に頑張りましょう。」

「はあい!!」

少しの自己紹介が終わり、また卓球の練習に戻った子ども達。