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森の加護 ページ40

JB視点

ヨンジェをソウルへやるのはおおいに反対したい。それは皆同じだが、タンさんの無事が確認できていない以上、敵の行動をいつまでも待っているわけにはいかない。ハルコが自分も行くと言い張ったが、彼女まで連れていくと第六感を持った者が森にいなくなるので、強制的に残ることとなった
Jr「俺はついていくよ。向こうで何かあった時に俺の治癒で対応出来る」
YJ「ユギョムとは向こうで合流する。ソウルに詳しいわけじゃないけど、この中で一番慣れてる。少なくとも引き籠りの僕よりは」
「行くのはヨンジェと俺、ジニョン、ユギョムの4人だ。ベム、お前はジヒョンの店で待機していてくれ。俺達に何かあったらあいつに連絡するから、森に知らせろ。ジャクソンと郁はハルコを守れ。マーク、森に残るメンバーで治癒出来るのはお前くらいだ。きついだろうがいざという時は頼む」
MK「任せといて」
すると何かせっせと作業していたハルコが俺達を手招きした。ソウル行きが決まってからずっと作業している。差し出されたのは4つの輪っかだ
「この森の木の皮で作った首飾りよ。お守りになってくれるわ。ユギョムにも渡して」
“森の子”は大切な人に森の木で作ったものを贈る風習があった。森の植物は特別だから、“森の子”や客人に加護を与える。森を訪れた旅人や、やむを得ず森を出ていく仲間には、その無事を祈って首飾りや腕輪を贈ったのだ。郁が日本へ行く時も、ハルコがせっせと作ってやっていた
「急だったから木彫りじゃないけど、それは首飾りが朽ちる前に帰って来なさいって意味だからね。それから干した果物と木の実も持っていって。食べれば少なからず“才能”が回復するはず」
YJ「大丈夫。ちゃんと気をつけるし、検査結果が出たらすぐに帰ってくるよ」
「辛いだろうけど、堪えてね」
タンさんのことを言っている。ヨンジェは眉を下げて頷いた。ハルコはヨンジェの首に首輪をはめてやる
「ハルモニが教えてくれた手順で作って、おまじないもかけておいたわ。香草を入れたお湯で煮て柔らかくしてから泉の水で清めて、それぞれの名前を焼きつけてから編み込むの」
JS「なんかすげえ魔女っぽいんだけど」
「いや、甘く見ない方がいい。少なくとも何百年も続いたまじないだし、これが身代わりとなって守ってくれると信じられてきた。とはいえ……俺は既に持ってるんだけどな」
服からハルコに貰った木彫りの梟のペンダントを出して見せると、問答無用とばかりに新しい首飾りを首に通された

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くたろまりあん(プロフ) - ゆうさん» 最近更新停滞気味な上に久々の更新が番外編、コメ返まで遅れてまことに申し訳ない限りです(涙)ムネアツをお届けできていたなら嬉しいです!!頑張って話を続けますので、これからも温かく不肖くたろを見守って下さい!! (2016年4月28日 17時) (レス) id: e40acf0397 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - こんにちは!初めまして!くたろまりあんさんのForest of the kaleidoscopeがとてもすばらしくて、もう何度めかは分からない程には1~現在まで振り返りは読み返してます。今までずっと静かに静かに読んでましたが、もう押さえ切れません。素敵なムネアツあざます!!! (2016年4月24日 14時) (レス) id: 2bedd12a2f (このIDを非表示/違反報告)
くたろまりあん(プロフ) - 醤油ベースさん» いいんですよ、私もそう書いてましたから(笑)今回彼がジニョンを守っていたというのは今朝思い付いたばかりなんで(笑) (2016年4月6日 18時) (レス) id: e40acf0397 (このIDを非表示/違反報告)
醤油ベース(プロフ) - 今までチョルの馬鹿って思っててごめんなさい…。 (2016年4月6日 16時) (レス) id: 35dfa964ba (このIDを非表示/違反報告)
くたろまりあん(プロフ) - kafuさん» 財閥といったらあれでしょう(笑)…ご自愛くださいませ(笑) (2016年4月5日 15時) (レス) id: 25f472dd75 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くたろまりあん | 作成日時:2016年1月21日 7時

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