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武器と爆弾 ページ36

Jr視点

工房に戻ると光の速さでハルコさんが回り込み、ドアの前で戦闘態勢を取った。刀か何かのつもりなのか、火のついていない松明を構えている
YJ「…ハルコさん何してるの」
「ここを出て行こうとしたら叩く」
YJ「それでも出て行こうとしたら?」
「松明が火掻き棒にメタモルフォーゼします」
ヨンジェが森に入ったから、儀式が間に合わなかったことはわかっているのだろう。とすればあとはもう必死に引き留めるしかない。するとヨンジェは溜息を吐いて言った
YJ「行かないよ、どこにも」
「…ほんと?」
YJ「ジニョン兄さんに怒られてわかった。僕が行ってもタンさんは助けられない。だから今すぐ1人で出て行ったりはしない。だけど放ってもおけないから、助けてください」
たいそう安心したらしい。ハルコさんは松明を放り投げてヨンジェに抱き付いた。その松明を回収してジェボム兄さんがげっそりと言う
JB「疲れた…」
「兄さんはわかってたんでしょ、ヨンジェが出て行かないって」
JB「ちょっと違うな。ほっといたらいつかみたいに出て行く。ただお前がいる限り大丈夫だろうとは思ってた。親の言う事は聞かなくても、好きな人の言う事は聞くもんだ」
知らないうちに任されていたらしい。危なかった
「チョルとユギョムが連絡を取り合って情報を集めてくれてる。どっちにしろこっちから出向くのは得策じゃない。向こうを森に呼び出したほうがいい」
JB「ホームだからな。“森の子”としての資格がある以上、俺達の方が優位だ。ただな…決定的な武器が足りない。いくら何でも財閥潰す事は出来ない。こんな非現実的なことを暴いたところでたいした傷にもならない」
「証拠と言質が必要だね。財閥がかつてハルコさんを誘拐した事を証明すればいい。あとは…」
JB「……俺な。そっちは簡単だ。ヨンジェと俺の遺伝子を比べればいくらか一致するだろうし」
と、ジェボム兄さんがじっと俺を見た。何か気になるようだ
「何?」
JB「いや…お前もそれなりに武器になりそうだなって」
「何で?」
JB「財閥の長男の恋人だからなぁ。下手したら俺以上の爆弾だ」
それもそうだ。普通ならヨンジェは恋人どころか友達も好きに選べない立場にある
「……どうしろと?」
JB「マークがジャクソンの小屋に移って、ジャクソンが工房に来て、ヨンジェがお前とすめば万事オッケーじゃないのか」
「余計なお世話だよ!!」
JB「へーそうか余計か。じゃぁせいぜい頑張るんだな」
「嘘ですごめんなさい助言ください」

行ったり来たり→←隠したがる理由(超久々更新申し訳ない(殴))



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くたろまりあん(プロフ) - ゆうさん» 最近更新停滞気味な上に久々の更新が番外編、コメ返まで遅れてまことに申し訳ない限りです(涙)ムネアツをお届けできていたなら嬉しいです!!頑張って話を続けますので、これからも温かく不肖くたろを見守って下さい!! (2016年4月28日 17時) (レス) id: e40acf0397 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - こんにちは!初めまして!くたろまりあんさんのForest of the kaleidoscopeがとてもすばらしくて、もう何度めかは分からない程には1~現在まで振り返りは読み返してます。今までずっと静かに静かに読んでましたが、もう押さえ切れません。素敵なムネアツあざます!!! (2016年4月24日 14時) (レス) id: 2bedd12a2f (このIDを非表示/違反報告)
くたろまりあん(プロフ) - 醤油ベースさん» いいんですよ、私もそう書いてましたから(笑)今回彼がジニョンを守っていたというのは今朝思い付いたばかりなんで(笑) (2016年4月6日 18時) (レス) id: e40acf0397 (このIDを非表示/違反報告)
醤油ベース(プロフ) - 今までチョルの馬鹿って思っててごめんなさい…。 (2016年4月6日 16時) (レス) id: 35dfa964ba (このIDを非表示/違反報告)
くたろまりあん(プロフ) - kafuさん» 財閥といったらあれでしょう(笑)…ご自愛くださいませ(笑) (2016年4月5日 15時) (レス) id: 25f472dd75 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くたろまりあん | 作成日時:2016年1月21日 7時

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