Forest of the kaleidoscope4

進展 ページ34

Jr視点

食べ終わって会計する前に、ヨンジェがトイレに立った。それを見送ってから、チョルが俺の腕を引いて耳元に囁く
CL「なぁ、どこまで行った」
「どこまでって……何が？まだ進展はないんだろ？」
CL「そうじゃねぇよお前とヨンジェだ。どこまで行った、まさかもう…いだだだだ」
膝に手を置いて握り潰すように力を籠めると、チョルが慌てて離れた
CL「なんだよ自然な疑問だろ！？」
「ヨンジェはまだ子供なんだよ。下世話な想像するな」
CL「もう成人してんだろ。今どき高校生でももっと進んでる子はいるぞ。正直に言え。お前耐えられてるのか。見てりゃわかるぞベタ惚れなんだろ」
いい子だし、可愛い。万華鏡の新作を見せてくれる度に顔を寄せられて胸が高鳴る。寂しがった時に一緒に寝てやると、ぴったりと体をくっつけてくる。湯たんぽのように暖かくて、ぬいぐるみのように柔らかい
「…ッ三蔵法師！！」
CL「うわぁ何だ！！誰だって！？」
「耐えられるわけないだろうギリギリだよあの子俺の限界を試すかのようにツボをガシガシ突いて来るんだよたまりにたまったあれやこれやを畑にぶつける毎日だよ！！」
CL「あぁよかったお前にもそういう欲とかあったんだな。あんまり普段淡泊だからもしかしてたたないんじゃないかと…」
「それ以上言うと一生使い物にならなくするよ」
CL「なぁお前の女性不信知ってからずっと気になってたんだけどお前ってもしかしてどうて…」
言わせなかった。膝の皿を砕く勢いで絞めつけてやるとチョルが涙目で首を振り始めた
「“森の子”の力舐めるなよ今これで30％だからな」
CL「嘘でしょ」
「俺の30％なんてあの森じゃ子供レベルだよジャクソンなら30％でミートソースに出来る」
CL「怖いよお前目据わってんだけど。何だ気にしてたのか」
そこまで深刻ではない。ただジヨンさんの一件があってからしばらくそういう症状が出ていたので、心配だったのだ
CL「ヨンジェのおかげで復活か。おめでと、でもごめん俺そういう知識ないから。そもそもお前どっち？」
「もう黙ってお願いだからお前ここで泣いてやろうか物凄く居た堪れない思いさせるぞ」
YJ「……何したの？」
いつの間にか戻って来ていたらしい。ヨンジェは怖い顔でチョルを睨む
YJ「ジニョン兄さん泣かせたの？今度は何したの」
CL「待て待て落ち着け俺何もしてねぇよ」
ヨンジェは俺をむぎゅっと抱きしめると、チョルをじとっと睨みつけた。俺は余計泣きたくなった

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