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花冠と王子さま(主人公CP不足気味なので過去編2) ページ27

JB視点

「じゃがいも…」
IK「はるちゃんそれ万華鏡」
MK「感動(カムドン)って言いたいんでしょ。ハルモニが作ったのは綺麗だよね」
だいぶ韓国語がうまくなったハルコだが、郁が来た頃にはまだ拙かった。記憶を失う前のハルコ、つまりAを知っている郁はそれが少し辛いらしい
IK「…昔ははるちゃんが韓国語教えてくれたのに」
「ごめん〜」
MK「ジェボムーッ、郁がハルコ泣かせた!!」
IK「泣いてない!!泣いてないよねはるちゃん!!」
ハルコがわざと泣き真似をしてみせたので、俺は郁をヘッドロックした
ハルモニの他には子供は俺達だけだったので、いつも一緒だった。学校に行っていないハルコは日中ハルモニと二人きりなので、俺達は一緒にいる時はいつも彼女を取り巻いていた。第六感以外の才能があまり発達しなかったハルコのために、森のあちこちから珍しい花や木の実を競って集めたりした。ハルモニはハルコを俺達のお姫様だと言った
「行け、マーク号っ」
MK「あのねハルコ、おんぶしながら森歩くのがどれだけ大変か…」
「ギャロップ」
MK「鬼か」
俺はハルコがおんぶをマークに頼んだのが気に喰わなくて交代を申し出たが、ハルコは首を振った。理由を聞くと俯いて日本語で何かを言った。その瞬間郁が爆笑する
IK「ま、マーク馬だって!!」
MK「What!?」
IK「ジェボムは王子さまだからぁ、馬の横で手を引かなきゃなんだってさ!!」
それは従者なのでは…と思ったが、わざわざ日本語で答えたのにあっさりばらされて照れるハルコが可愛くて、俺は彼女の手を繋いだ。ハルモニが彼女に童話をたくさん読ませたので、彼女は童話ごっこが大好きだった。おかげで覚えたくもなかった花冠の作り方を、今でも覚えている
「今日のケーキはアプリコット」
遊んでいる最中いきなりその日のおやつを予言する事が多かった。俺達はその頃森と同化する事についてよくわかっていなかったので、占い気分で面白がっていた。ハルモニも子供のうちから不安がらせる事はないと判断していたらしい
突然ハルコが火が付いたように泣き出した。ハルモニは俺達は俺達に工房から出るなと言って、一人森に入っていった。その日は酷い嵐になった。後から聞くと、ハルモニは森に嵐を起こさせて密猟者を追い出したらしい。彼女は誰よりもその才能を上手くコントロールしていた
「ジェボム、ハルコには私と同じ才能があるの……お前が守ってやるんだからね」
お前は一族の長なんだから。その言葉は今でも生きている

作者より、更新停滞して申し訳ないけど番外編(殴)→←ジンクス無効(煮詰まったので過去編)



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くたろまりあん(プロフ) - ゆうさん» 最近更新停滞気味な上に久々の更新が番外編、コメ返まで遅れてまことに申し訳ない限りです(涙)ムネアツをお届けできていたなら嬉しいです!!頑張って話を続けますので、これからも温かく不肖くたろを見守って下さい!! (2016年4月28日 17時) (レス) id: e40acf0397 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - こんにちは!初めまして!くたろまりあんさんのForest of the kaleidoscopeがとてもすばらしくて、もう何度めかは分からない程には1~現在まで振り返りは読み返してます。今までずっと静かに静かに読んでましたが、もう押さえ切れません。素敵なムネアツあざます!!! (2016年4月24日 14時) (レス) id: 2bedd12a2f (このIDを非表示/違反報告)
くたろまりあん(プロフ) - 醤油ベースさん» いいんですよ、私もそう書いてましたから(笑)今回彼がジニョンを守っていたというのは今朝思い付いたばかりなんで(笑) (2016年4月6日 18時) (レス) id: e40acf0397 (このIDを非表示/違反報告)
醤油ベース(プロフ) - 今までチョルの馬鹿って思っててごめんなさい…。 (2016年4月6日 16時) (レス) id: 35dfa964ba (このIDを非表示/違反報告)
くたろまりあん(プロフ) - kafuさん» 財閥といったらあれでしょう(笑)…ご自愛くださいませ(笑) (2016年4月5日 15時) (レス) id: 25f472dd75 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くたろまりあん | 作成日時:2016年1月21日 7時

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