可愛い可愛いお姫様 ページ5
イェウン視点
さらさらとした亜麻色の髪。大きな目と白い肌。中性的な美人。首輪は誠実さの証
JH「ユジン髪の毛ふわふわだな〜お姫か？ん？」
YJ「かわいい？ユジナかわいい？」
JH「可愛い。天使みたい。嫁にはやらん」
私より親馬鹿。見た感じはちょっと年の離れた兄妹だけど
SW「鳥肌立つわぁー」
JH「うるせえよゆるふわ」
SW「今日はゆるふわじゃないし！！」
JH「店休みでドユン来ねーからだろ」
SW「関係ないってば！！」
ソウンとは喧嘩ばっかり。結構口が悪い。二人きりでデートするのもいいけど、どっちかっていうとユジンも一緒にお家デートの方が好きみたい
JH「ユジンはママに似て可愛いからいろんな男が声かけてくると思うけど、返事しちゃ駄目だからな。誘われたらオッパに言え。ユジンにふさわしい王子様か見てやる」
YJ「おうじさま？じゃぁユジンはおひめさまー」
JH「ユジンは王子なんかいなくてもお姫だろー」
「…ジョンハン君は世のお父さんを煮詰めたみたいだねぇ」
初めて会った時、彼はユジンのぬいぐるみの目に仕込まれたレンズを見て凍り付いていた。だからかユジンに対して過保護で神経質になっている。死んだ夫ですら、ユジンや私に対して所有物以上の感情を抱いていなかった
JH「やきもち？俺にとって一番のお姫はヌナだよ」
SW「きもい」
JH「黙ってろよマジで。モブ侍女」
SW「うるさいモブ従者！！」
YJ「おっぱ、ユジナはー！！」
JH「ユジンのママが女王様で、ユジンは王女様なのー。ユジンには最高の王子見つけるまで絶対結婚なんてさせないからな」
丸いほっぺをむにむにされて、ユジンはご機嫌だ。父親の記憶が薄く、おそらく死んだこともうまく理解出来ていない。この子にとって、たまに来るジョンハン君の方が余程父親だろう。すっかり懐いている。口では悪く言いつつも、ソウンはジョンハン君のことを認めているようにも見える
YJ「オッパみつあみしていい？」
JH「いいけど輪ゴムは駄目、痛いから」
膝にユジンを乗せて髪を結び合うのが最近のお気に入りの遊び方らしい
「可愛いねぇ」
SW「オンニはあの男に甘い」
「ソウンは厳し過ぎよ。ユジンが懐いてるからいいじゃない」
SW「せっかくオンニが戻って来たのにー」
私よりずっとしっかり者のソウンは、夫の事件以降私に対して過保護だ。ジョンハン君をいじめるのも、彼が戦闘員だからというより、妹としてのやきもちだ
「私はソウンのお姉ちゃんだよ」
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作者名：くたろまりあん
| 作成日時：2018年2月19日 23時
