色の見えないあなたと共に…【アナタシア】本編1 (ページ37)

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第35話ページ37

Aside

まさととふみで買い物に行った日から2日経ったゴールデンウィーク4日目。

現在の宿題の進行状況としては、ハネルはもうそろそろ終わりそうな感じで、健はやっと半分と言う感じらしい。

まさと「暇なんだよね。」

カナタ「共感の極み。」

カナタは真剣にやればできるタイプだったらしく、昨日終わっていた。

A「…そうだなぁ…。じゃあ唐突に質問するけどさ…恋愛事情とか教えて？」

まさと「え？」

まさと反応はっや。イケメン6人のそういうこと気になるじゃん？あ、健とハネルには喋るなって言っておいたから聞けないけど。

A「[え？]じゃなくて。(笑)じゃあ…何となくふみから！」

ふみろく「俺かい。(笑)…彼女は居たぞ？」

え、なんか意外。恋愛とか興味無さそうだったのに。

A「居た？居るんじゃなくて？」

ふみろく「彼女居たら今ここに居ないだろ。(笑)小学校からの女友達に、中3の時に告られた。高2になると同時に彼女が転校したから別れたけど。」

なんか普通…。

まりん「…どこまでやった？」

うわ単刀直入過ぎだろ。そういう所まりんっぽいけど。

ふみろく「あ、それ聞く？(笑)まあ…キス…までのはず。お互いドロドロのは嫌いだし。」

それに素直に答える方もやばい気が。

A「恋愛に関心なさそうだったから意外。(笑)んじゃ次…カナタで！」

カナタ「中2の1学期から…高2の2学期ぐらいまで一応居た。やれることは全部やったと思う…。」

聞かれる前に言うのかい。まあカナタが卒業してるのは何故か納得出来る。勉強出来ないけど大人っぽいしね。

A「なぁるほどね…ちなみに今好きな人とかは居ないの？」

ふみろく・カナタ「いない。」

即答かい。悩むことも無く。

A「面白くないなぁ…最後、まさとは？」

少しだけ頬を赤らめている。

まさと「えと…僕も彼女は居たよ。2週間だけ。ヤンデレっぽかったから即別れたけど…。」

ヤンデレ…束縛する奴か。

まりん「まさとに告るやつって大体そんな感じだよな。(笑)」

まさとに出会ってからも告られてるところは何回も見たことあるけど、それら全員ヤンデレとか…笑える。

A「私だったら無理なんだけど。(笑)今好きな人は？」

まさと「…んえ？あ…今好きな人？」

ボーッと一点を見つめて、何故か戸惑っている。

というか顔が死ぬほど紅くなっている。

まさと「えっと…僕…は///」

照れながら口ごもった。