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第10話 ページ11

Aside

その話が終わったところで先生が来て、配布する手紙とか色々配り、その日は下校となった。

その日は全生徒、その時間に下校するらしく、あらかじめ決めておいた私とまりんと健の集合場所に向かう。

A「…居た。おつかれー。」

芝健「おつかれー!よし、帰ろうか。( ˙-˙ )」

A「そだね。( ˙-˙ )」

まさとに対してまあまあ冷たかったのは、コミュ障と言う訳ではなく、人に容易く心を開きたくないだけだ。

まりん「で、どうだった?初日は。」

A「あー…うん。隣の席がまさとだった。」

芝健「森口?」

A「森口。」

まりん「…呼び捨てってことは少しは打ち解けられたか?」

コクンと頷く。

A「ついでに目のことクラス全員にバラして置いた。[虐めていいよ]って付けてね。」

そういうとまりんの顔つきが少し変わった。まあそうなるだろうとは思ってたけど。

まりん「シャレにならんことしてるからな?1年半前のこと忘れたか?」

A「…絶対しない。約束する。あ…そうだ、言っておきたいことがあって。」

2人は少しだけ疑問符を浮かべる。

A「まさとは…理系から来た。それで…ちずについて聞いたよ。…入学した1週間後から、6月3日まで、ずっと…虐められてたらしい。」

2人は開いた口が塞がらない状態になっていた。

芝健「ホント?」

A「うん。それでさ…憶測に過ぎないけど…中1か2の時に改めて防犯カメラの映像を見たことがある。その時…ちずは…。」

少し言葉に詰まってしまうけど、言わなければならない。

A「動き出す車の前に、自ら飛び込んで行ったように見えた。」

まりん「じゃあ…自 殺って…こと?」

A「信じたくない…けど。そうとしか思えなくって…。」

真実はちずにしか分からないから、なんとも言えないけど。

A「…ごめん、辛い話して。えっと…高校もダンス部入った方が良いよね?」

まりん「あぁ…うん。あ、あと毎回お決まりのようにあるあれもお願いしていい?」

芝健「大体察した。あれね。」

うん、めんどくさいけど多分あれ。

A・まりん・芝健「生徒会ね。」

知ってた。( ˙-˙ )

まりん「そう言えば、1週間後…からかな?放課後、大体毎日生徒会室でアナタシアメンバー全員集まるということをするだろうけど、来るか?」

なるほどね、メンバーと会えと。

A「…了解、行くよ。ありがとね。」

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作者名:なほティー | 作成日時:2019年5月24日 21時

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