何も知らないくせに。【鬼滅の刃】

第四章 捜索 ページ15

どこに行ったんだろう。

早く探しに行かないとなのに。


さっきAちゃんを見た時は、東方面に走って行っていたから、そっち側に探しに行こう。

周りの人にも聞きながら探しに行きましょう！


『あのー…こういう服きた女の子、見ませんでしたか？』

まずはベンチに座っているおばさんに。

「すまんね、見とらんわ」


『あの…こういう隊服きた女の子、見かけませんでしたか？』

服屋のおばさんに。

「その服の生地、丈夫そうねぇ。どんな種類の生地なの？」


あ、あれ、話がずれている気が

『え、え〜っと…これは…』


次！！！

『こんな隊服きた、女の子、数分前走ってませんでしたか？』

お店に並んでるおじさんに。


詳しく言ってみた。

「あ、ああ、そういう女の子なら、さっき森に走って行ったよ。もう暗くなるから危ないよって言ったんだが、聞こえてないみたいで、急いでたみたいで、集中でもしてたのかな、はて。」


ヒット！！

『ありがとうございます！』

森へ let's go！



「ちょ、ちょっと待たんか、！君も危ないよ！」


ザッザッザッ

森へ入っていく。


だんだん暗くなってきた。

枝で足が切れたりするけど、Aちゃんの痛みに比べたら、へっちゃらよ！！(どーん)





15分ほど経った。

まだ見つからない。

暗くなりきった森では探しにくい。


戻った方がいいのかもしれないけど、暗くて道すらわからない。


『Aちゃーん！どこにいるのー！！』


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暗くて不気味な森の中。

誰かの視線を感じる森の中。



Aを呼ぶ声が届く気配はない。

しかし声は届いた。ある少女に、いや…鬼に。


「ふふ、ふふふ！面白い！！悪戯しーちゃお♡」

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