ヴァンパイアの世界で (ページ10)

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佐久間side

翌日

なんの可愛げもない目覚まし時計で目が覚めた。

佐｢朝か…。｣

廊下に出ると壁にもたれて蹲っている大我がいた。

佐｢大我！大丈夫か？｣

京｢ん、ごめん。立ちくらみ。｣

佐｢おぶるよ？｣

京｢…大丈夫。昨日よりマシだから。｣

佐｢立てる？部屋まで送る。｣

京｢ありがとう。
大ちゃん、俺のせいで遅れたとか言わないでね。笑｣

佐｢え？うわっ！
うん！大丈夫！ゆっくりでいいから部屋戻ろ？｣

あの後大我を部屋に送ってから俺はダッシュで
ギリギリ勤務に間に合った。

阿｢佐久間おはよう。｣

佐｢おはっよう。はぁっ。｣

阿｢そんな焦らなくて大丈夫だよ。笑
大我から連絡来たから。ほらっ！｣

大我、阿部ちゃんに連絡してくれたんだ。

阿｢俺のせいだから、遅れても怒らないでね。
なんて言われたらしょうがないよね？｣

佐｢俺はそんなの言い訳にしない。なんかやだ。｣

阿｢だから頑張って走ってきたんだね。笑｣

佐｢わっ笑うな！！｣

岩｢佐久間、そろそろ訓練はじめるぞー。｣

その後、なかなかハードな訓練をしてその日は終えた。

家に帰ると顔色がよくなった大我が待ってた。

ご飯もちゃんと食べれるようになってる。

よかった、これで次の吸血日までには回復しそう。