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阿部side
ここは、どこだ？
みんな、大丈夫だろうか。
ってか、何時間経ったんだろ？
ガチャ
ヴ｢おい起きたか。なにがあったか話せ。｣
阿｢ヴァンパイア！ここはどこだ！みんなは？｣
ヴ｢落ち着け、質問しているのは私だ。｣
阿｢味方か分からないのに、ベラベラ話せるか！｣
ヴ｢はぁ、ちょっと待ってろ。｣
しばらくして、さっきのヴァンパイアが帰ってきた。
ヴ｢これで信じるか？｣
阿｢…アル？｣
ア｢亮平？どうしたの？どこかケガしたの？｣
阿｢全然分からない。ここはどこ？｣
ア｢ここは屋敷の救護室だよ。｣
阿｢なんで俺だけここに？｣
ア｢それを聞きたいんだよ。｣
ガチャ
向｢あべちゃーん(泣)
なんであんなとこで倒れてたん？｣
阿｢倒れてた？そっか！俺、待機してたら襲われて。｣
向｢研究所の近くで何してたん？｣
阿｢あれ研究所なの？
康二、3時間かけてあんな遠いとこ行ってるの？｣
向｢まぁ、俺秘密案件の研究多いから。
SnowManやからしゃーないねんけどな。
ってか、今日任務やったん？｣
阿｢え？うん。大我が誘拐されて、救出する任務。｣
向｢どーゆーこと？大我が誘拐？
大我、吸血中に倒れたから運ばれたんちゃうん？｣
阿｢え？｣
ア｢お前、どういうことだ？｣
ヴ｢いや、俺は何も。
向井に呼ばれて行ったら阿部が倒れてました。｣
ア｢ってことはこれは貴族の仕業か。｣
阿｢あの建物は康二の研究所で間違いない？｣
向｢阿部ちゃん、どこのこと言ってんのか分からんわ。
確かに3時間かかるけど。｣
阿｢ちょっと待って、マップ出すから。ここ。｣
向｢間違いなく、俺の使ってる研究所やで。｣
阿｢アル、なにか知らない？｣
ア｢申し訳ないけど、俺は貴族の中でも除け者だから。
情報はほとんど入ってこないんだ。｣
阿｢そっか。ありがとう。
ってことは、襲ってきたヴァンパイアも味方？｣
向｢とりあえず、助けに行く？
みんな帰ってきてないから、まだおるんちゃう？｣
阿｢行こう！ってか俺がここに来てから何時間経った？｣
向｢何時間？そんなもんちゃうわ！2日経っとるわ！｣
阿｢え？佐久間やばいかもっ。｣
グラッ
なんだこれ。
たった瞬間、ものすごく体が重い。
向｢阿部ちゃん？やっぱりどっか痛い？｣
阿｢いや、大丈夫。急ごう！｣
向｢俺行き慣れてるから、運転するわ。｣
阿｢ありがとう。｣
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作者名：るー | 作成日時：2022年7月28日 23時
