44 ページ44
佐久間side
深｢佐久間、辛くなる前に血飲んどけよ。｣
佐｢うん、ここで暴走したらやばいからね。｣
檻は壊せそうにないし。
この建物からも出れないし。
阿部ちゃんと連絡取れないし。
どうしたらいいんだろう？
深｢こちら深澤、阿部ちゃん聞こえる？阿部ちゃん？
ダメだ、繋がらない。｣
渡｢俺もやってみたけど、無理だった。｣
岩｢俺もダメ。捕まったか？｣
宮｢もし捕まってたら、ここに連れてこられるか？｣
深｢どうだろ？全然分かんねぇ。｣
佐｢誰か大我に水飲ませたいから、水筒借りていい？｣
深｢そうだな。俺の飲ませてやって。｣
佐｢ありがとう。大我、少しでいいから飲もう？｣
京｢...ありがと。｣
佐｢少しでも回復するように寝ときな。
多分、しばらく出れないと思うから。ね？｣
京｢...うん。｣
しばらくすると、大我の寝息が聞こえてきた。
佐｢ゴクッ｣
渡｢そういうことか、我慢するなよ。｣
佐｢さすがに大我の前で飲めないよ...。｣
渡｢それもそうか...。｣
佐｢みんなも寝ときな。俺、見張り番しとくから。｣
深｢じゃあ、2人ずつ見張り番で残ろう。
先に俺と佐久間で見張るわ。みんなは寝て。｣
この状況でも体力を消耗しないように
順番に仮眠をとることにした。
みんなが寝た頃、ふっかが話し始めた。
深｢俺さ、思ったんだよね。この任務、上からじゃね？
おかしくない？大我の誘拐が目的なら、俺たちごと
捕まえて放置する意味ってなに？｣
佐｢この部屋にしか奴らがいなかったのが、違和感。｣
深｢そこなんだよなー。｣
佐｢阿部ちゃん、大丈夫かな？｣
深｢どうだろね？
通信ができないから、おかしいとは思ってるはず。｣
佐｢俺を捕まえるのも計画通りなのかな...？｣
深｢そんな気がする。俺ら捕まえても意味ないし、
なんのために、こんな事になったんだか。｣
その後もふっかと色々話したが、
結局、捕まった意味が分かることはなかった。
岩｢んー！よく寝た。舘さん、起きて。
見張り番交代しよ。｣
宮｢ん、了解。2人とも寝ていいよ。｣
深｢ありがとう、そうさせてもらうわ。｣
佐｢ありがとう、おやすみー。｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 100人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：るー | 作成日時：2022年7月28日 23時
