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佐久間side
渡｢コイツら、全員ヨダレ垂らしてやがる。｣
岩｢みんな、気をつけろ。｣
深｢血、吸われるなよ。｣
宮｢貴族はいなさそうだね。
みんな、大我の匂いに釣られてるみたい。｣
深｢檻の中は入れなさそう。何が目的だ？｣
岩｢とりあえず、周りのヴァンパイア駆除だ！｣
みんな、外で戦ってる。
なんで、俺らは何もない？
これも罠なのか？
どこかに敵がいるのか？
全然わかんねぇ。
佐｢大我、もう少し頑張れるか？みんなで助けるから。｣
京｢おねっがい、逃げて...。｣
何か伝えようと言葉を発してるけど、
話す度に大我の呼吸が荒くなってきてる。
佐｢大我、落ち着いて。深呼吸できそう？｣
俺は、大我を落ち着かすことに専念した。
それでも大我は何かを訴えようとしている。
佐｢大我、頼むから落ち着いてくれ。
分かってるよ、罠なんでしょ？｣
クソっ、どこから何がある？
周りのヴァンパイアが俺に仕掛けてくる気配はない。
俺は大我を抱きしめたまま、周りを見渡した。
ん？攻撃してなくね？
みんなが戦っているヴァンパイアは、逃げてるだけ。
何体かは倒れてるけど。
体力消耗が目的か？
佐｢みんな！これは罠だ！体力が奪われるだけだよ！｣
渡｢んなこったぁ、戦ってる俺らが一番分かってる！
でも、ここでやめたら全滅だろ！！｣
息を切らしながら戦うみんなを、見てるしかできない。
何か方法はないのか？
渡｢なんか数減ってねーか？｣
宮｢俺もそう思う。｣
深｢何かの作戦だろう。
ヴァンパイアたちが攻撃避けなくなってる。｣
岩｢やるぞ！｣
しばらくして、残っていたヴァンパイアたちは
一体残らずSnowManによって殺られた。
深｢どういうこと？このヴァンパイア倒して終わり？
ってか、なんで途中から数減ったの？｣
渡｢とりあえず、檻壊してここから出ようぜ。｣
深｢こちら深澤、阿部ちゃん建物近くまで来れる？｣
深｢こちら深澤、阿部ちゃん？聞こえる？｣
岩｢もしかして、目的は阿部だったのか？｣
宮｢みんな！どこの扉も開かなくなってる。
壊して出れそうな扉もない。｣
深｢どういうこと？阿部ちゃんが目的なの？
この状況が目的なんじゃないの？｣
岩｢誰も分かんねぇ。｣
佐｢大我、もしかしてこれを知ってて教えてくれた？｣
京｢大ちゃんを...捕まえようとっしてたことだけ。｣
佐｢そっか、ありがとう。喋らせてごめん。
ゆっくり深呼吸ね。｣
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作者名：るー | 作成日時：2022年7月28日 23時
