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佐久間side
深｢ってか、しっかり暴れたんだな。呼吸荒すぎ。｣
佐｢もどっ、んないっ。｣
深｢佐久間、聞いて。栄養状態よければ、
暴走は防げる。とりあえず、今はこれ飲んで？
落ち着いたら話聞いて？
今日はちゃんと半分の量にしたから。｣
佐｢分かった。｣
水筒半分の血を飲み干した。
しばらくして、やっと落ち着いた。
佐｢ふぅー。｣
深｢落ち着いた？｣
佐｢さっきよりはマシんなった。｣
深｢そっか、苦しいのはそのままか。｣
佐｢そこまで言ってない。｣
深｢隠すな隠すな。わら｣
佐｢...苦しさは変わんない。｣
深｢そりゃそうだ。話は聞けそうだね。
あのさ、大我の血って特別じゃなかったっけ？｣
佐｢うん、ヴァンパイアが好きな血らしい。
たぶん、ラウールもだと思う。｣
深｢また血に飢えてる佐久間に大我やラウールが
近づいたら？どうなる？ってか、どうなった？
また、同じことする？｣
佐｢...。｣
深｢やだね。どうする？｣
佐｢暴走しないようにする。｣
深｢どうやって？｣
佐｢.....血、飲む。｣
深｢えらい！｣
佐｢...行ってくる。｣
深｢えぇ？そんなフラフラで？俺もらってくるよ？｣
佐｢水筒じゃ足りないから...。｣
深｢そっか。んじゃ、近くまで俺も行く。｣
アルのとこまで着いてこないのが、ふっかの優しさ。
佐｢アル、血...ちょうだい。｣
ア｢たくさん飲んでいいよ。頑張ったね！｣
佐｢...。｣
ガブッ
体が満たされていく。
あんなに苦しくて辛かったのに。
嘘みたいにスッキリしてる。
佐｢ありがとう。｣
ア｢うん、ついでに水筒に入れようか？｣
佐｢お願い。｣
ア｢あと、はい。これプレゼント！｣
袋の中に大量の血液バックが入ってた。
佐｢これ...。｣
ア｢大介が僕の血を受け入れてくれたら、プレゼント
しようと思って用意してた僕の血だよ。
さすがに水筒じゃ、食事1回分にもならないからね。
任務の時のちょっと水分補給ぐらいならいいけど。｣
佐｢ありがとう。ちゃんと飲むね。｣
ア｢それで1週間分だから、ちゃんと取りに来てね。｣
佐｢うん、また来る！ありがとう！｣
佐｢ふっか！おまたせ！｣
深｢おっ、いい感じじゃん！まだ鼻声だけど。わら｣
佐｢それとこれとは別みたい。笑
ふっか、迷惑かけてごめんね。
これからはちゃんと飲むから。
あと、みんなに謝りたい。｣
深｢そうだなー。まぁ、迷惑はかけまくれ！
後悔だけしなかったらいい！｣
やっぱりふっかには適わねぇ。
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作者名：るー | 作成日時：2022年7月28日 23時
