34 ページ34
佐久間side
佐｢…クシュ、ヘックシュン！｣
どうやら風邪を引いてしまったらしい。
なぜだ。
滅多に風邪引かないのに。
阿｢佐久間、昨日大量出血してるでしょ？
きっと自分の体温変化についていけなかったんだね。｣
渡｢へー、佐久間でも風邪引くんだ。｣
佐｢なっ！翔太！佐久間さんに失礼だぞ！｣
にしても体がダルすぎる…｡
深｢とにかく、今は休む。今日は俺がアルから
血もらってきてやるから、大人しく待っとけ。｣
佐｢飲まなきゃダメー？｣
深｢ん？なんか言った？｣
佐｢…水筒半分でいい。｣
深｢舐めてんの？この水筒100mlなんだけど？｣
佐｢うん、最低30ml飲んだらいいんでしょ？
それよりちゃんと多いよ？｣
深｢佐久間、ちゃんと体に栄養あげないとダメ。
ってか、結構しんどい感じ？顔色やばいよ？｣
佐｢うん、ダルい...。こんな感じなんだね。｣
深｢ちょっと違うの？｣
佐｢なんか...苦しい。｣
深｢血欲してんじゃないの？無茶しすぎ。
ほら、俺が戻ってくるまで寝てな。｣
佐｢たしかに、その感覚と一緒かも。｣
深｢傷の回復に力使っちゃったって感じだね。
じゃ、照ー！ちょっくら行ってくるわ！｣
岩｢気をつけてなー！｣
深｢アルー！佐久間の代わりに血もらいに行きた！｣
ア｢大介、大丈夫そう？｣
深｢なんか風邪引いちゃたみたい。あれって苦しいの？｣
ア｢ヴァンパイアって風邪引くんだ。｣
深｢やっぱりあんまり引かないよな。わら｣
ア｢色々、ついていかなかったんだね。｣
深｢苦しいとも言ってた。これは？血が足りない？｣
ア｢ごめんね、分かんないもんだね。
血飲むことを我慢しないから、感覚が分からない。｣
深｢...そっか。｣
ア｢苦しいなら、血は足りてないと思うけどね。｣
深｢飲まなきゃダメだよな。
あ、そうだ。今日半分で大丈夫。｣
ア｢え？足りてないんでしょ？
ただでさえ、水筒1本じゃ足りないのに。｣
深｢アル、最初言ってたじゃん。嫌がるだろうから、
受け入れてくれたら量増やそうって。｣
ア｢強行突破するんだと思ってた。｣
深｢やめた。佐久間が受け入れるの待つよ。
佐久間が一生付き合っていくものだからね。｣
ア｢うん。はい、とりあえず半分。｣
深｢ありがとう。佐久間は回復したら来ると思うから
よろしく！｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 100人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：るー | 作成日時：2022年7月28日 23時
