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佐久間side
阿｢佐久間、任務までに聞きたい聞いてきなよ。
お母さんのこと聞きたいんでしょ？｣
佐｢だけど、俺。｣
阿｢佐久間、気持ちは分かるけど。
これは任務だから、申し訳ないけど俺にはどうする
こともできない。だからせめて、お話ししておいで。｣
佐｢…分かった。｣
俺はミーティングの後、すぐお屋敷に行った。
アルは種を植え終えたみたい。
ア｢あれ？大介、今日は仕事じゃなかったの？｣
佐｢今日は時間もらえたから。｣
ア｢そっか。｣
佐｢種植えたんだね。｣
ア｢今日は元気ないね。今回の任務でも聞いた？｣
佐｢え？知ってるの？｣
ア｢聞こえちゃった。笑
大丈夫、大人しく捕まるよ。抵抗しないからそのまま
縛って、連れて行っていいよ。｣
佐｢そんなこと。｣
ア｢するしかないでしょ？それが人間の仕事だもん。
しょうがないよ。｣
佐｢っアル！｣
涙が溢れた。
悔しかった。
友だちひとり守れないなんて。
俺はSnowManの攻撃部隊なのに。
困ってる人を助けるために所属したのに。
ア｢なんで大介が泣くの？笑
捕まえられるの僕なんだけど。笑｣
佐｢分かってるけど、悔しいじゃん。友だちなのに。｣
ア｢そう思ってくれてありがとう。十分だよ。｣
佐｢…ごめん。｣
ア｢大丈夫、落ち着いて俺を捕まえて。
抵抗しないって約束するから。｣
佐｢…うん。｣
ア｢まさか、大介の活躍をこんな形で見るなんて
思わなかったけど。笑｣
佐｢アル、今日植えた花は見れなくなるの？｣
ア｢残念ながら。｣
佐｢やっぱり俺｣
ア｢ダメだよ。水やりはさせないからね。｣
佐｢そっか、分かった。俺、そろそろ帰らなきゃ。｣
ア｢なおみのこと聞きに来たと思ってんだけど？｣
佐｢うん、大丈夫。知らなくてもいいこともあるから。｣
ア｢分かった。じゃあね、気をつけて。｣
佐｢ありがとう。｣
SnowManのもとに戻ると質問攻めにあった。
母ちゃんのこと何も聞いてないって伝えたら
みんなびっくりして呆れてた。
最後のチャンスなのにって。
でも、知らなくてもいいこともあるって伝えたら
納得してくれた。
アルがすでに任務を知っていたとこも伝えた。
抵抗しないこと、すぐ確保できることも伝えたら
みんな複雑そうな顔してた。
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作者名：るー | 作成日時：2022年7月28日 23時
