すのさんしんどいマン2

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深澤side




めめの気持ちはよく分かる。

だって、阿部ちゃん明らかに元気ないもんね。

本当に体調崩してなさそうだけど、

心の方がメンタル来ちゃってるっぽいね。

なべがめめの質問攻めを止めてくれたけど、

これは早めに解決した方がよさそうだな。

どうしようかと迷っていると、

なべから穴があきそうなぐらい、見つめられてる。

俺の考えてること、感じた？わら

少し微笑み返してみる。

そしたら、なべは頷いた。

渡｢めめ、買い物付き合って。｣

目｢え？買い物？時間あるし、いいけど。｣

渡｢んじゃ、ちょっと俺ら出るわ。｣

深｢はいはーい。｣

阿｢行ってらっしゃい！｣



さて、本題に入りますか。

阿｢ふっか、そういうこと？｣

深｢ん？どういうこと？｣

阿｢何か聞き出そうって？｣

深｢確かに間違ってはいないけど、何も言ってないよ。
話しやすい環境にしてくれたついでに、聞かせて？｣

阿｢そういうことじゃん。笑｣

深｢ははっ。｣

阿｢何があったとかじゃないんだけど。｣

緊張が続いてるのか、よく寝れてないみたい。

目の下の隈がすごいもんね…。

最近何するのもしんどそうな阿部ちゃん。

やっと吐き出してくれた。

阿｢俺さ、結構昨日のこと引きずってるみたい。
お客さんに喜んでもらわないとって頑張ったけど、
全然切り替えられなくて、あの緊張感が抜けない...。
気を抜いたら泣きそうでっ、ずっとっ、耐えてて。｣

深｢阿部ちゃん、完璧じゃなくていいんだよ？
俺が言えたことじゃないけど、もっと楽しみな？｣

阿｢...そっか。仕事っ、楽しっ、んで、なかった...。｣

深｢やっと泣いたねぇ。｣

阿｢ふっかのっ、せいだからっ。｣

深｢そうだねぇ。｣

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