【斉木楠雄のΨ難】Ψ高でΨ悪の超能力者

第21x　お茶の子さいΨ！持ち主探し ページ25

「あり？」


楠『なんだ。』


「何…？コレ。」




私は足元に落ちていた物を拾う。
可愛らしいゴリラ……とラッコのキーホルダー？




「あぁああぁあぁぁあ!!これゴリラッコのキーホルダーじゃん!!!!めちゃくちゃ人気の！」


楠『何か前にも同じ様な言葉聞いた気がするんだが。』


「名古屋の専門店でしか売ってない超レア物なんだよ！あー！落とし主もったいなさすぎ！」


楠『落とし主くらいサイコメトリーで分かるだろう。』


「あー、確かに。てな訳でやってよ。」




私がキーホルダーをくーちゃんに押しつけるとくーちゃんは苦い顔をした。




楠『Aがやればいいだろう。』


「私親にむやみに超能力使うなって言われてるし。それにこの前空飛んでるとき制御出来なくて落ちたかr… 楠『分かった僕がやる。』




身の危険を感じたのかは知らんがくーちゃんはキーホルダーを真顔で引ったくってサイコメトリーをした。



「どう？」


楠『これはAが落とし主に渡した方が良いかもしれん。』


「え、私？なんで。」


楠『いいから。僕について来い。落とし主の所へ行くぞ。』


「へ、へいっ。」



私はシタシタとくーちゃんの背中を小走りで追った。



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楠『落とし主はアイツだ。』



くーちゃんが指差す方を眺めてみる。


「えーと…。…………………海藤？」



目線の先には海藤が。

私は海藤へと駆け寄った。



「海藤さーん。」


海「、なんだ。」


「ほれ。落とし物。」


海「あっ！俺が買ってきたゴリラッコじゃないか！」


「何々〜？ダークリなんちゃらのアジトへの鍵が何かと勘違いして買ったのー？」


海「断じて違う！それは……Aの為に買ってきたんだよ…。」


「え、」



海藤はぼりぼりと頭をかいた。




海「前にAがそれめちゃくちゃ欲しいって言ってたから……。」


「私に？」


海「そうだ。」


「……ありがと？」


楠『何で疑問系なんだ。』




私は一応海藤にお礼を言ってから通学鞄にゴリラッコをつけた。




「だからくーちゃん私が渡した方が良いって言ったんだ。」


楠『偶々だ。』


「またまたぁ〜。」


楠『auの三太郎のCMをパクるな。』


「バレた。」


楠『というかそんな物僕が何時でもAに買ってやる。』


「おぅふ…。」



私はくーちゃんの意外な発言に戸惑った★


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ちょい前に始めた新作です！

芸能女子は今日も走る!

第22x　もしもくーちゃんが占ツクを知ったらきっとΨ能が芽生えるだろう。→←イメ画描いて頂きました！

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