【斉木楠雄のΨ難】Ψ高でΨ悪の超能力者

第11x　誤解Ψ大!? ページ12

inラーメン屋



燃堂、私、くーちゃん、鳥束、海藤の５人で机を囲む。


なぜこうなったかと言うと。


燃「お、ラーメン屋行こうぜ！お？」




である。

いやホントにこれだけなのである。




燃「おめーら何食うんだ？」


鳥「じゃ、豚骨で。」


海「俺は刻印の渦巻きが入ったのを。」


「普通にナルト入り醤油ラーメンって言えや。私はくーちゃんと半分こで味噌ラーメンでいいや。いいよね？」


楠『ああ。』


鳥「ああー！斉木さんずるいッスよ！どうせ斉藤さんにあーんして貰うんでしょう！」


「うるさいわキモ束。」


燃「じゃ、おっちゃん！豚骨一つとナルト醤油一つと味噌一つと野菜炒め一つ！」


店長「あいよっ！」


「何でラーメン行こうつった言い出しっぺがラーメン食わずに野菜炒めなんだよ。」



私は本の中からピチレモンの雑誌を出して読み始める。

うーん、可愛いな。この秋を先取りファッション。ほしいなこの服。


そう思ってれば隣から鳥束がピチレモンをひょっこり覗いてきた。



鳥「わ！この服絶対斉藤さんに似合いますッスよー！」


「え？マジ？ホント？」


鳥「この服の胸のライン絶対斉藤さんの胸強調して見せてくれますって！」


「お前はそればっかりか。悪かったな貧乳で。久しぶりの登場だからって調子のってたらしばくぞテメェ。」



鳥束の頭をぶん殴る。


すると店長さんがラーメンを持って来た。



店長「へい！味噌ラーメンと醤油ラーメンおまちっ！豚骨と野菜炒めはちょっと待ってな！」


ｺﾞﾄﾝｯとラーメンを机に置くと店長さんはまた店の奥に戻っていく。


「くーちゃん。食べよっか。」


楠『今皿に分ける。』


海「うん、旨い。」


燃「だろ!!」


次に野菜炒め、豚骨ラーメンも届いて皆で食べ始める。



燃「お、そうそうそう！相棒！」


「ん？」


楠『何だ。』


燃「何で手繋いでたんだ？お？」


楠『「ぶふぅっ!!」』




いきなりの事でラーメンを吹き出す。


コイツ爆弾投下してんじゃねぇよ！

主語述語は抜けているがかんっぜんに言葉の内容は分かる。


あの事だ。そう。




「あれは…ねぇ？」


楠『知らん。』


「ちょ！くーちゃん逃げんな！」


鳥「え！もしかして２人デキてんスか!?斉木さん羨ましいッス!!」


「いやいや違うから！」


海「斉木。Aをちゃんとダークリユニオンから守ってやれよ。」


「だからちげぇよ！」


私は必死に挽回しながら隣でラーメンを啜るくーちゃんを睨んだ。

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