【ツイステ】頸を抉れ

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ロイヤルソードアカデミーに並ぶツイステッドワンダーランド有数の魔法士養成学校。その名もナイトレイブンカレッジ。
　

女なのに男子校にいることも、魔法が使えるってことも、生き物が喋るってことも、人魚やゴーストがいることも、全部全部。

　

「私の世界と大違いだな」

　

なんて。

　
急に目が覚めたら真っ暗な棺の中。お先真っ暗、何も知らない異世界へと飛ばされてしまった。というのが今の現状事実。

　
学園長の優しいご好意に甘んじてオンボロ寮の監督生としてこの学園に居座っている。魔法を使う魔力っていうのも空っぽ、全く無いうえにこっちの世界と常識がズレている。こんな異世界で暮らせるのか？っていう疑問もふわふわと浮かぶが、忙しない日常でそんな疑問どころじゃ無い。

　
勉強、勉強。実戦、実戦。さすが名門と言われる学校というほどの勉強量。流石に地頭が良いとよく言われてきた私も頭を悩ませるほど。しかも勉強といっても本質は魔法だからちんぷんかんぷん。

　
一緒に生徒として入学したグリム、シャンデリアの一件でよく一緒に行動するようになったエースとデュース。オーバーブロッドの一件やエースとデュースからの繋がりのあるハーツラビュルの皆さん。そのほかにも個性が強い方々。…強すぎる。そんな人たちとの交流もやっぱり癖がある。対話するたびに疲れ疲労が溜まるような感覚……。肩が重い……。

　
そんな日々を送りながらも、そんな方々に構われながらも、私は平穏で、普通…とは言い難い生活を送っていた。


　
だけど、いつからだろうか。

　
何かが、おかしくなったような。知らない間に、誰かにゆっくりと、人生を壊されているような。そんな悪寒を感じるようになったのは。一体、いつからだったのだろう。

　

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