黄色い本音 ページ44
Arsenal side
ホールの空気だけ、他とちゃうんちゃうかってくらい固まっとる。ここにおる奴で、この空気を壊せるんは当事者のJackyだけや、絶対。
でもそのJackyは、多分今まで俺ら年下に一切言わんかった胸の苦しみを吐き出しかけとる。やからか、いっつもすぐ止めに入るGumが全然動こうとせぇへん。
…こんなん、この仕事してから初めてや。
JA「あいつが無理しとったら止めてやりたい。当たり前やろ！やけどな、あいつなんて言うか知っとるか？『俺はみんなを戦いに出すんやから、無理くらいさせてくれ。みんなを守るためやから』って。そんなん言われて、休めなんて言われへんやろ。無理にでも休ませて、不完全な作戦で実行して誰か怪我でもしてみ？Macは一緒自分を許さへんなる。俺は、……そんなん嫌やから」
勢いだけで言い切ったな。
Toppoは泣いとるし、JackyもJounyやっていつもより目が赤い。
Arsenalはじっと俯いたままやし、AceやGumは落ち着かなさそう。
俺も誰もおらんかったら泣いたかもしれんわ。
JA「…変なこと言うたな。すまん」
Jackyは俺らに背を向けてまた作業を再開しようとしたけど、そうはさせへん。
「Jacky！」
JA「…なんや」
「それ、変なことちゃうからなっ！！！これからは、そーゆーこと、ちゃんと言うてや！俺らにも！！溜め込まれた方がいい迷惑やわ！！…あと、さっきごめん！」
言っとる最中になんか恥ずかしなって、言い切ったと同時に部屋に駆け上がった。
とりあえず、謝ったし、頼れってことも言えたはずやから…まあええわ。
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Runa Nagatuka(プロフ) - はじめまして！小説読ませていただきました！めっちゃ続きが気になります！お忙しいとは思いますが次の更新待ってます！がんばってください！ (2020年9月20日 22時) (
レス) id: f4ef6cdfaf (このIDを非表示/違反報告)
文月(プロフ) - ゆうみさん» ありがとうございます！ (2020年7月25日 8時) (レス) id: 14698a6b0a (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ(プロフ) - 更新頑張ってください！続き楽しみにしてます♪ (2020年7月19日 8時) (レス) id: bea5fb83fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：文月 | 作成日時：2020年6月20日 22時
