三山の目的 ページ22
Jacky side
M「…思ってたより遅かったな」
「そこまで見縊るなや」
執務室を開けたら、机から顔を上げたMac。俺がなんで呼びに来たかもわかってんのやろうな。
M「どこまで？」
「とりあえず馬場をやったのはtrickerや。でも、どっからの依頼かはわからん」
話しながら、三山たちのいるホールへ降りていく。
G「っJacky？！」
AR「…」
Gumがわかりやすく驚いとる。Arsenalは黙って俯いて……三山はよろこんどった。
三「久しぶりだね」
M「そうですか。で、俺の質問に答えてもらいたいんですけど」
三「何何？」
俺らの時とは打って変わって、嬉しそうに頷いとる。ほんまなんなんやろ、こいつ。
M「trickerは、龍山組の下請けですよね」
うっわぁ…ど直球。
三「調べたんだ」
M「もちろん。味方にあんな怪我をさせられて、黙っておけませんから」
Macもニンマリと笑った。
味方が怪我させられたから。あんたに興味を持ったわけじゃない。
そんな気持ちが手にとるように伝わってくる。
三「ご名答だね。龍山組は僕らのボスだよ」
M「馬場の件も龍山組から受けたんですよね」
三「その通り」
AR「Toppoを嵌めたのもか」
三「それは龍山組じゃないよ〜。僕らだって、龍山組からの仕事しかしないわけじゃない」
Arsenalに向かってそう言うと、三山は何故か俺の方を見た。
三「自分のせいって知ったら、どこに行くと思う？」
っ…！！！！
こいつ…
Toppoが怪我した理由を自分って知ったMacに脅迫かなんかして、自分のとこに入れるつもりやったんか…？！？！
ってことは、あの依頼も全部フェイク…！！
M「Jacky」
一気に沸いた怒りが、Macの声ですっと治った。
…Macが何か考えとるんやったら、それは邪魔したらあかん。
M「お前らの、龍山組の狙いはなんや」
三「それは…流石にここでは言えないよ〜」
三山の返答に、Arsenalが三山の後頭部に銃を突きつけた。
AR「なんでもええからはよ喋れや」
三「無理無理。んー、君が、僕と2人っきりにしてくれるなら、考えるけど？」
下心しか見えないような笑顔で、三山はMacに笑いかける。
Macはそれに対して少しも動じることなく言った。
M「それはない」
三「ええ〜？欲しくないの？情報」
M「お前はただの確認用や。自分を過大評価しすぎるな」
三山の顔が一瞬引きつった。
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Runa Nagatuka(プロフ) - はじめまして！小説読ませていただきました！めっちゃ続きが気になります！お忙しいとは思いますが次の更新待ってます！がんばってください！ (2020年9月20日 22時) (
レス) id: f4ef6cdfaf (このIDを非表示/違反報告)
文月(プロフ) - ゆうみさん» ありがとうございます！ (2020年7月25日 8時) (レス) id: 14698a6b0a (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ(プロフ) - 更新頑張ってください！続き楽しみにしてます♪ (2020年7月19日 8時) (レス) id: bea5fb83fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：文月 | 作成日時：2020年6月20日 22時
