Family conference ページ49
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第一回、相澤家、家族かーいぎ。
あぁそうだよ、確かに俺は言った。
怪我をしたもの同士が同じ家にいても
生活できない。
両腕が使い物にならない俺は
プレゼントマイクの家でお世話になる。
だからお前も誰かんちに居候させてもらえ、と。
でもなんでそれが
轟(男)←ここ重要！！！！
なんだ。
「おい、今からでも断れ。
なんでわざわざ男の家に襲われにいくんだ。」
放課後事情を話しにきたAを
生徒指導室に招き、俺は言った。
『え、襲われに行くわけじゃないんだけど。
しょうとくん家はあのエンデヴァーの家でしょ、
安心してもらえると思ったんだけど。』
なにも悪気がないという風に首を傾げるA。
確かにあのNo.2ヒーロー、エンデヴァーさんの家だ。
でも俺はあんまりあの人は好かん。
それに、轟焦凍。
あいつ絶対お前に気があるだろ。
あー、やっぱダメだ。
他の女子は…
と言いかけたとき、
『それに私、友達あんまりおらん。』
「うっ、」
そうだった。
基本的に自分からは話しかけない
いわゆる陰キャ属性のこいつが、
唯一仲良いと言えるのが轟焦凍。
………。
なにも言わない俺に
だめ…？と目をうるうるさせるA。
…こいつ、
俺がこの顔に弱いの、分かっててやってんな？
可愛くねぇ。可愛いけど。
「…はぁ、分かったよ。
エンデヴァーさんには俺から電話しておくから、
行ってこい。」
俺がそう言うとぱああ！と表情を明るくした。
『ありがとう、しょーた！』
「あぁ、待て。」
そそはやと指導室を出ていこうとするAを
呼び止める。
「後ろ向け、」
そういった俺に首を傾げながら言う通りにするA。
グルグル巻きにされた右腕を使って
彼女の髪をかき分ける。
その白いうなじには、
先日つけた赤い跡がまだ残っていた。
ホントは上書きして濃くしておきたいが、
顔面を包帯で覆われている俺は、
できない。
すっと、跡をなぞると
ピクッと小さな体が跳ねた。
『…しょーた？』
困ったように顔を向けるこいつに、
「なんでもない、行ってこい。」
そう言って
俺は彼女を送り出した。
あぁー、心配だ。
1人残された生徒指導室で
壁に頭をもたれかけ
うーうーうめく相澤消太の姿が、
あった。
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pikaito00(プロフ) - やっとここまで読み終えました(^ ^)とても面白いです！続編まってます(^ ^)♪ (2020年6月28日 13時) (
レス) id: 158c9172ac (このIDを非表示/違反報告)
ぬっこ(プロフ) - 面白いっ！続きが気になる...更新楽しみにしてます！ (2020年6月7日 13時) (レス) id: fb813ea952 (このIDを非表示/違反報告)
pikaito00(プロフ) - とても面白い小説に出会えました…！！！すごく好きです…^_^ご無理なさらずに頑張ってください！！ (2020年5月31日 21時) (レス) id: 158c9172ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たったらぽー | 作成日時：2020年5月23日 0時
