fist bump ページ41
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そこからは、早かった。
駆けつけてきたヒーローたちに
チンピラヴィランたちは捕まり、
黒霧と死柄木は姿を消した。
背中を大きく損傷した13号先生と
全身複雑骨折の相澤先生。
両足粉砕骨折の少年と、
右手の皮膚が剥がれた少女以外は、
怪我もなく
ことはおわった。
「大沢さん…、！」
「君、だめだよ起き上がっちゃ！
君はすぐにリカバリーガールのところで
見てもらうんだから。」
自分のせいで怪我を負ったAに
僕は一言、言いたかった。
でもそれは叶わず、僕は救急車の中に運ばれた。
ーー
ー
「…大沢くん。」
『飯田くん、』
救急車に運ばれる前、少し声をかけた。
「すまない、もっと早く、戻っていれば…！」
毛布に隠れた右手に視線を移す。
君が、怪我を負った。
僕がもっと、もっと早く…
『ほんとだよまったく、
おかげで右手がボロボロじゃないか。』
…ッ、
その言葉に顔を上げると、
いたずらっこのように口角を上げる大沢Aがいた。
『シシシ、嘘だよ、
飯田くん、ナイスダッシュ』
そう言って左拳を僕に向けた君。
非難めいたことを言って、
僕の後悔を笑いに変えた彼女。
…どこまでも人を思いやるんだな、君は。
「ははは、ありがとう。」
そして自分の拳と彼女の拳で
パチン
と音を鳴らせた。
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pikaito00(プロフ) - やっとここまで読み終えました(^ ^)とても面白いです！続編まってます(^ ^)♪ (2020年6月28日 13時) (
レス) id: 158c9172ac (このIDを非表示/違反報告)
ぬっこ(プロフ) - 面白いっ！続きが気になる...更新楽しみにしてます！ (2020年6月7日 13時) (レス) id: fb813ea952 (このIDを非表示/違反報告)
pikaito00(プロフ) - とても面白い小説に出会えました…！！！すごく好きです…^_^ご無理なさらずに頑張ってください！！ (2020年5月31日 21時) (レス) id: 158c9172ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たったらぽー | 作成日時：2020年5月23日 0時
