Wait you ページ40
立ち上がる砂埃の中、
オールマイトの姿が現れる。
「まだ、戦うか。」
死柄木弔を見据え、低い声でそう言った。
「脳無が、やられた。
全然、弱ってなんかないじゃないか…！
クソチートがっ…！！」
あぁ…と首をボリボリ掻き、うめき声を上げる。
…あの煙、砂埃じゃなくて、
オールマイトが、トゥルーファームに戻るときの
煙だ。
それに左脇から、血が出てる。
オールマイトの活動限界はもう…
ゼロだ。
緑谷は一人心の中でつぶやく。
「なんだい！もう来ないのかな？！
ゲームクリアとかなんとか言っていたが、」
やれるもんならやってみろよ！
と声を上げたオールマイトに
死柄木はうぅ…と呻き声を上げる。
…あれは、虚勢だ。
オールマイトはもう、動けない。
『…いずく？』
「ッ、！」
『どうして、そんな顔をしているの？』
大沢、さん
僕がそう呟くと
「うわぁああああ！！！！！」
と叫び声。
その声に振り返ると、
死柄木と黒霧がオールマイトに走り向かっていた。
…マジかよ！
「…ッ！！！」
バチッ
僕だけが知っている、
オールマイトの、ピンチ。
考えるより先に
体が動いた。
足が、折れた…？！
さっきはうまく行ったのに！！
でも、助けられるのは…！！！
「オールマイトから、はなれろ！！！！」
右手を振り上げた緑谷に
「浅はか。」
と一つ声が飛び
黒霧のワープで、緑谷の目の前に
死柄木の手が現れた。
…やばい、
自分の顔がパラパラと崩れ落ちるイメージ。
グッと奥歯に力を込めると
『…ッだめ！』
横から現れたAが
死柄木の手を掴み、払い除けた。
『…ッあ、！！！！！』
…え
悶えるような声に時間が止まる。
そして、
パンッパンッ！パンッ！！！パンッ！！！
四つの銃声と、
「1年A組、委員長！！飯田天哉！！ただいま戻りました！！！！」
飯田くんの、声。
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pikaito00(プロフ) - やっとここまで読み終えました(^ ^)とても面白いです！続編まってます(^ ^)♪ (2020年6月28日 13時) (
レス) id: 158c9172ac (このIDを非表示/違反報告)
ぬっこ(プロフ) - 面白いっ！続きが気になる...更新楽しみにしてます！ (2020年6月7日 13時) (レス) id: fb813ea952 (このIDを非表示/違反報告)
pikaito00(プロフ) - とても面白い小説に出会えました…！！！すごく好きです…^_^ご無理なさらずに頑張ってください！！ (2020年5月31日 21時) (レス) id: 158c9172ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たったらぽー | 作成日時：2020年5月23日 0時
