in the building ページ27
ーーーー
ー
…なんだ、飛ばされたのか。
あのモヤ野郎に。
あの眼鏡が扉を開けて走り出した直後に現れたそいつは、
ダラダラと御託を並べたあと俺たちを吸い込んだ。
「ここは、」
「爆豪、無事か！！」
声の方を向くと硬化の赤髪がそこにいた。
「クソ髪、」
「俺たちみんなバラバラになっちまったみたいだ。
…で、こいつらの相手をしなきゃなんねぇんだな。」
「あぁ…、そうみてぇだ。」
崩れかかってるビルの中。
気持ち悪く口角上げたやつらに
囲まれている。
なるほど、
ゲームスタートってわけか。
拳をグッと握り締め、
俺は片方の口角を上げる。
「死にてぇ奴からかかってこいや。」
ーーーーー
ーー
何分くらい経っただろうか。
そこにいた10数名のヴィランを名乗るやつらを
制圧するのにはそんなに時間はかからなかった。
「なんだこいつら、クソ弱ぇただのチンピラじゃねぇか。練習相手にもならんかったわ。」
床で伸びてるヴィランの頭を上げて
ヤンキー座りでのぞきこむ爆豪の姿は
もはやそっち側の人間だ。
「ここはもういいから早く他の奴らのところに
助けに行こう！
元はと言えば俺らが考えなしに突っ込んだせいで
13号先生が後手に回った。
男としてきっちり責任取らねぇと！！！」
切島のその言葉に爆豪は顔を歪めた。
「はぁ？！行きたきゃ勝手に行け。
俺はあのモヤ野郎をぶっ潰す。」
そのセリフの合間に爆豪は、
まだ残っていた敵を爆破で黙らせた。
瞬発力やべぇ…。
そう切島が関心していると
ドカッ
部屋のドアが開いた。
ッ！？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 182人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
pikaito00(プロフ) - やっとここまで読み終えました(^ ^)とても面白いです！続編まってます(^ ^)♪ (2020年6月28日 13時) (
レス) id: 158c9172ac (このIDを非表示/違反報告)
ぬっこ(プロフ) - 面白いっ！続きが気になる...更新楽しみにしてます！ (2020年6月7日 13時) (レス) id: fb813ea952 (このIDを非表示/違反報告)
pikaito00(プロフ) - とても面白い小説に出会えました…！！！すごく好きです…^_^ご無理なさらずに頑張ってください！！ (2020年5月31日 21時) (レス) id: 158c9172ac (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：たったらぽー | 作成日時：2020年5月23日 0時
