at his shoulder ページ13
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「美味しかったなぁ、次の授業寝ちゃいそうなくらいお腹いっぱいだよぉ〜」
麗日さんのその言葉に
僕はうんうんと大きく頷いた。
「でも次の授業は麗日くんから指されるんじゃないか！？ミッドナイト先生は日直の人から指名するから！！」
「あぁ〜！ほんまやぁ！
ウチ宿題、分からんくて
やってないところあるんやった！」
「それならすぐ戻って確認しよう！！
まだ１５分くらい時間があるから大丈夫だ！！」
飯田くんは面倒見がいいなぁ、
なんてことを思いながら二人の少し後ろを歩く。
すると、
ドン！
背中に何か衝撃をうけた。
「わっ！」
振り向くと
「…大沢さん？」
俯いてスカートの裾をきゅっと握っている
大沢Aの姿が。
「あれ、デクくん？どしたん？」
麗日さんが立ち止まっていた僕に気づいた。
「先行くよ？」
「あぁ、待って」
麗日さんの方へ体を向けようとすると
彼女が僕の右手の制服を両手でキュっと掴んだ。
そして
『…ッ。』
僕の右腕に顔を埋めた。
いきなりのその行動に心臓がギュン！とはね、
あわあわあわと慌ててしまう。
「あああの、どうしたの？何かあった？」
そう聞いても目の前の彼女はなにも答えない。
ただ小さくすすり泣くような声が聞こえる。
「デクくん？…あ！ウチら先行ってるね！！！」
変に何かを察した麗日が
飯田を引っ張って教室へ向かって行った。
残された緑谷は
まだ人が沢山いる廊下で
視線を感じながら右腕を硬直させた。
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pikaito00(プロフ) - やっとここまで読み終えました(^ ^)とても面白いです！続編まってます(^ ^)♪ (2020年6月28日 13時) (
レス) id: 158c9172ac (このIDを非表示/違反報告)
ぬっこ(プロフ) - 面白いっ！続きが気になる...更新楽しみにしてます！ (2020年6月7日 13時) (レス) id: fb813ea952 (このIDを非表示/違反報告)
pikaito00(プロフ) - とても面白い小説に出会えました…！！！すごく好きです…^_^ご無理なさらずに頑張ってください！！ (2020年5月31日 21時) (レス) id: 158c9172ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たったらぽー | 作成日時：2020年5月23日 0時
