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「……A…」
助けてください、後輩に攻められてます。
＊
遡ること30分、
競技も進みあと何種目かでお昼休憩という
ところ
「A…来てくれますか」
恐る恐るといった感じでテントに
ショッピ君がやって来た。
「？いいよ〜」
目的は分からないがとりあえず
ショッピ君に手を引かれるままテントをあとにした。
着いたのは人気のない校舎裏、
向こうからみんなの盛り上がる声がする。
「ショッピくん何の用だった…？」
「A…」
名前を呼ばれたかと思うと次の瞬間
私はショッピくんに抱きしめられていた。
そして私の鎖骨、首元に顔を埋めて
私の匂いを嗅いでいるみたい。
なんか息を吸い込むっていうかなんか
生暖かい息が首元にかかってくすぐったい。
「あ、汗臭いからやめなって……」
私が焦って止めても
「あ〜…Aの匂いだ…」
と顔をほころばせるだけ。
人気のない校舎裏、
よく分からない背徳感でドキドキしてしまう。
「Aチャージして…
午前の部の学年対抗リレー頑張るんで……」
「Aチャージって何……？ってわっ」
腰に手を回され、
また前の時みたいに顎をあげられた
き、キスされる……！？
「何してんのショッピくん」
急に近くから男子の声が聞こえた。
焦ってショッピくんから飛び退くと、
その声の主は私に以前花屋で話しかけてきた
あのアルバイトの人だった。
たしか……チーノくんと呼ばれていたか。
ショッピくんは明らかに嫌そうな表情だ。
しかし彼の顔色も気にせずその人は続ける。
「校舎裏でイチャイチャもええけど
ショッピくんそろそろ招集やし行かんと」
ショッピくんがでるらしい学年対抗リレーは
午前の部で最後の種目だ。
(えっそんなに時間経ってた……！？)
「あっていうか、
あの時のお姉さんですね！
最近店にいらっしゃらないから寂しかったんですよ？
Aさんでしたよね？」
「軽々しく名前呼ばないでくれますか
チーノさん」
ムッとしたように口を挟むショッピくん。
「あ、やっぱりチーノくんか」
「そうです！以後お見知りおきを！
よしショッピくん行くで！」
「ちょ、まっ、」
スゴイ勢いで二人は校庭へと消えていった。
乱れた首元を直し、
最近ショッピくん隠さなくなってないか？
なんて思いながら遅れて私も戻った。
ちなみにリレー見ましたが、
二人のクラスが1位でした。
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脅威のセラフ - これ、WTの皆様と幼馴染だったら嬉しい！ (2020年7月11日 16時) (
レス) id: 285d3eca52 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 根回ししますのところ、発声が発生になってるっすよ (2019年10月15日 18時) (レス) id: 6405eb1fb4 (このIDを非表示/違反報告)
狂猫 - 名前ありさにしてたんでアリサちゃんとか出たのビビりましたww (2019年9月8日 17時) (レス) id: 7d56b5cd53 (このIDを非表示/違反報告)
きらり(プロフ) - るいさん» コメント、リクエストありがとうございます(^^)実はちょうど書きたかった話なので書かせていただきますね！ (2019年8月25日 0時) (レス) id: caac3973be (このIDを非表示/違反報告)
るい - 主人公のメガネ取った姿を見たいです (2019年8月24日 21時) (レス) id: 4461d627b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きらり | 作成日時：2019年8月14日 8時
