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「ところで…
先輩私のために生徒の皆さんを
説き伏せてくださったんですよね
その節はほんとうにありがとうございます…！」
「？何の話だ？」
アレッ
「私がいじめられないよう根回し
してくださっているのではないのですか…！？」
「本当になーんもしてないぞ
Aはもう少し自分を客観視
できるようにならないとな」
「……？はい」
何故かお小言をもらいモヤモヤしていると
早速第一競技が始まるようだ
「あ、ゾム君だ」
ゾム君は２００ｍ走に出場するようだ。
こっちに手を振ってきているので先輩と
一緒に振り返すと嬉しそうにジャンプした。
ゾム君は学年、いや校内でも
抜きん出てて運動神経がいい。
結果彼はスイスイ軽々と加速し
あっという間に2位と大差をつけてゴールした。
(５０ｍくらいハンデあげたらいいんじゃないかな)
「まあゾム君に関してはいつも通りですね」
「ああ…問題は……」
テントの後ろ側へと視線を移す。
「え〜ヒカルちゃんツーショ撮るん？
アンズちゃんも待っててな」
「アイツ変わらんな」
先輩は呆れてため息を溢した。
アイツとは勿論鬱君のことです。
この行事ごとになると待ってましたとばかりに
女の子と写真を撮りまくっていますね。
鬱君はその整ったビジュアルもさることながら
女性に対する優しい態度が評価されている。
しかしすごい量だな列ができている
「んっ」
「えっ」
鬱君と目が合った瞬間、
彼がこちらへ歩いてきた。
やめてやめてイチャイチャしてていいから
「Aちゃんのツインテ…天国かここは」
テキトーに二つに結わいてきただけです。
「せやAちゃんとも写真撮らな！！！！」
素早い動きで鬱君はスマホを取り出し
自撮りアプリを開く。
そして自然に私の肩を引き寄せ距離を縮める。
慣れた動きだな……
頬と頬がぶつかりそうなほど近いので
ドキドキしていると
ﾋﾟｼｬｼｬｼｬｼｬｼｬと激しい連写音が
「ちょ、鬱君撮りすぎじゃない……？」
「記念や記念！
ツインテのAちゃんとかURもんですわ」
そしてサラッと私を褒めて
女性のもとへ帰って行く。
鬱君なんかいつも胡散臭いというか
「みんなに言ってるんだろうな〜」感がスゴイ
私が呆れているとグルッペン先輩が
「あとで俺とも撮ってくれ
あとA単体でも撮らせてくれ」
すごーく真面目な顔で仰った。
「えっ何の価値もないですが……？」
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脅威のセラフ - これ、WTの皆様と幼馴染だったら嬉しい！ (2020年7月11日 16時) (
レス) id: 285d3eca52 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 根回ししますのところ、発声が発生になってるっすよ (2019年10月15日 18時) (レス) id: 6405eb1fb4 (このIDを非表示/違反報告)
狂猫 - 名前ありさにしてたんでアリサちゃんとか出たのビビりましたww (2019年9月8日 17時) (レス) id: 7d56b5cd53 (このIDを非表示/違反報告)
きらり(プロフ) - るいさん» コメント、リクエストありがとうございます(^^)実はちょうど書きたかった話なので書かせていただきますね！ (2019年8月25日 0時) (レス) id: caac3973be (このIDを非表示/違反報告)
るい - 主人公のメガネ取った姿を見たいです (2019年8月24日 21時) (レス) id: 4461d627b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きらり | 作成日時：2019年8月14日 8時
